12月29日(金)・31日(日)に総合格闘技イベント、『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント＆女子スーパーアトム級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』(さいたまスーパーアリーナ)が開催。その29日のワンマッチに、リバーサルジム横浜グランドスラム所属の伊藤盛一郎選手が出場することが決定した。自身初の年末格闘技イベントに臨む心境などを独占インタビュー！
――自宅から西区のジムまで通っているそうですが、横浜在住歴は何年になりますか？
「3歳の時からなので、21年になります。住んでいるのはずっと神奈川区。繁華街のようにうるさくないし、落ち着いています。ちょっと用事があれば、すぐ電車で行けるし、都内にも出やすく便利ですね」
――横浜市内で一番好きな場所はどこですか？
「みなとみらいです。中学生のころは、遊ぶとなったら、みなとみらいのゲーセンに行ってました(苦笑)。今も休みの日があれば、横浜ワールドポーターズやMARINE ＆ WALK YOKOHAMAなどへ出かけたりします。また、減量があったりする時はロードワークで、みなとみらいまでよく走っています」
――ちなみに大みそかは市内のカウントダウンイベントに行ったりした思い出はありますか？
「カウントダウンの時は家にこもっていますね。テレビで格闘技イベントや"ガキ使”の特番を見てました(笑)」
――その年末の格闘技イベントへの初出場が決まりました。今の心境を聞かせてください。
「16年の年末はケガで出られなくて、来年は必ず出てやろうと思っていました。今年は4月にRIZINの横浜アリーナ大会に出させてもらって(才賀紀左衛門選手と対戦し、判定勝利)、そこから年末を目指して練習していました。試合間隔はちょっと空いてしまいましたが、体調はバッチリ。減量も順調で、いつでも試合をやれる状態です」
――昔に見た年末格闘技イベントの思い出はありますか？
「高校生のころ、年末に所さん(所英男)の試合をテレビで見て、『この人スゴイな、総合格闘技やりたいな』と思い、この世界へ入りました。だから、今度は逆に自分をきっかけに格闘技を好きになってくれる人がいたら、うれしいなと思います」
――対戦相手が朝倉海選手に決まったと最初に聞いた時は、どう思いましたか？
「予想外でした。RIZIN初参戦の選手との対戦になったので、『マジか』と思いました(朝倉選手は韓国の格闘技団体などで活躍している選手)」
――4月のRIZINデビュー戦は、伊藤選手らしい相手を制圧する試合をしましたが、惜しくも判定勝利でした。今回どんな闘いをしたいですか？
「前回4月の試合では、(判定で)勝ち切れなかったので、今回は勝つなら一本取りたいです。ただ、相手もかなり強い選手なので、たぶん無傷のまま終える試合にはならないんじゃないかと思うんですよね。本当にどんなにやられても諦めないで、最後は勝つというのを目標にしたい。ジワジワ狙って一本取るとかではなく、グチャグチャな展開から、みんなが泣くぐらい感動させたいですね。どれだけボロボロになってもいいので、『最後に勝つのは自分だ』と気持ちで負けたくないです」
――記者会見でも、『男らしい熱い試合を見せたい』と語っていましたね。
「相手は打撃主体のストライカーなので、ビビッて下がってばかりとかではなく、前に出たいです。自分が憧れている所さんは、強いヤツと闘っても逃げない。その結果、負けたとしても、そこがカッコイイ。自分も逃げずに攻め続けたいと思います。もう判定は嫌です。守りにいって判定勝ちするぐらいだったら、攻めて負けるぐらいのほうがいい」
――朝倉選手の試合は映像などで見ましたか？
「見ました。誰がどう見ても、あの打撃は本当に危険。"危ない物”を持っていますよね」
――そんな相手に対し、伊藤選手はどう勝負しますか？
「打撃を逃れて闘うことはできないと思うので、自分もやっぱり打撃を出していかないといけないと思います」
――寝技なら自分のほうが上回っているという自信は？
「どうなんですかね、(朝倉選手は)寝技も強そうです。対処されるかもしれないし、簡単に一本極めさせてくれないと思います。けれども、相手がキレのあるパンチを持っているように、自分も攻撃力のある寝技を持っているので、それを武器に闘っていけたらいいなと思います」
2017年12月29日の年末格闘技イベント『RIZIN』に出場する地元ファイター、伊藤誠一郎選手に注目しよう！ そんな彼がここ一番でパワーを注入したい時や、試合後の"自分へのご褒美”のために行くのが、神奈川区六角橋にある「炭火焼ホルモン専門店 北野」だという。
｢『ホルモン北野』と呼んでいる店にジムの仲間とよく食べに行き、ハツユッケを食べてパワーをつけます！ 元ラッパーの店長は僕のことを応援してくれて、試合で勝つと肉の盛り合わせをプレゼントしてくれます｣
【横浜ウォーカー】
文＝小林智明