ある日突然、リストラに遭った。妻にはその事実を言えず、黙って転職先を探した。しかし、やっと見つけた再就職先は、深刻な人材不足で多忙を極める職場だった!!そんなコミカルなギャグ漫画を描いたマルオさん(@f90c89d79366434)の『再就職先を妻に言えない夫の話』を紹介する。
転職先は「契約社員」のヒーロー
「行ってきます!」と出かけていく夫に、「今日は転ばないようにね!」と労(いたわ)りの声をかける妻。最近、夫のカキモトは「転んだ」と言ってケガをして帰ってくることが多い。その理由は、再就職先で過酷な業務をこなしていたからだった。
新しい職場は、なんと悪を倒す正義の味方「サラリー仮面」(契約社員)。カキモトは、登場シーンのセリフ「この世に悪が栄えた試しなし!サラリー仮面登場!」にも照れてしまうほどの新米だ。しかし、ヒーローのごとく飛び蹴りでひったくり犯を倒す!被害者は隣の住人の奥さんだったが、正体がバレないよう素性を隠したまま急いで立ち去るのだった。
人手不足はヒーロー業界も同じ
業務報告を終えたところに上司から、緊急の強盗事件に急いで向かってほしいと言われる。サラリー仮面の会社は、人材不足でヒーローの手が足りていないのが実情のようだ。カキモトは妻のためを思い、会社の自転車をこいで急いで銀行へ向かう。
強盗犯はかなりの強敵。帰路につくとカキモトの顔は腫れ、スーツ(備品の衣装)もボロボロになっていた。ケガをするたびに転んだと嘘をついていたカキモト。今日は「会社の階段から10回ほど転んだ」と、苦しすぎる大嘘をつく。
ケガだらけの姿を見て、妻は「隠したいなら聞かないよ」とカキモトを抱きしめる。再就職先を言えないカキモトだが、本当は夫の仕事をわかっていて黙っている妻。陰ながら夫を支える妻の愛に、カキモトはいつ気がつくのだろうか?
ホラー作家なのに「オバケが苦手」
マルオさんの作品は短編としても読めるが、読み進めていくと1作ずつがつながっているストーリー構成も秀逸だ。マルオさんは、「もともと短いページで単発の怖い話を描いていたのですが、一つの話だけで終わらずにほかの話とつながりがあると、想像する余地があっておもしろいかなぁと思います」と語る。
また、マルオさんはホラー漫画も多く描いているが、霊感については「全くないです」と断言。「しかも人一倍怖がりで、お化け屋敷やホラーゲームは大の苦手です…。恐怖映画も耳をふさぎながら観るくらいですが、なぜかホラーが好きで描いてます」と話した。
取材協力:マルオ(@f90c89d79366434)
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