この春は一人暮らし向け家電セットの“買い足しアイテム”が充実

東京ウォーカー(全国版)

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進学や就職などで一人暮らしを始める単身者に向けて、この時期、家電量販店各社は“一人暮らし向け家電”の販促を拡大。ここ数年は、家電セットにプラスする「買い足しアイテム」の充実ぶりが各社ともに目立っている。

大都市駅前を中心に出店する「ビックカメラ」では、毎年この時期に単身者向けの「新生活応援セット」を販売。4〜5万円程度のセット「冷蔵庫+洗濯機」を基本に、ここ2〜3年は「オプションセット」の販促にも力を入れているという。セットにすることで電気ポットや炊飯器、布団セットなどを、単品で買うより安い価格で購入できるのだ。

「当社は、大都市で展開しているので、都会に出る単身者から多くの需要があります。『新生活応援セット』は、“何もかも必要”という人に人気。オプションセットは、追加で新生活アイテムを買うんだったらお得に買いたい、とのニーズに応えるため企画しています」と広報担当者。今年はオプションセットに、グリル鍋やIH調理器など3種類を追加。中でも3000円で追加できるカジュアルコタツが人気だという。これら新生活グッズに関して、「こればっかりは新生活に必要なものなので、不況の影響などは受けていません」と同広報。

また、「ishimaru」「デオデオ」などのストアブランドを持つ「エディオン」でも、一人暮らしを応援する家電セット「Dreamプラン」を展開。国内メーカー8社とコラボレートするオリジナルブランド「キーワード」の冷蔵庫、洗濯機、レンジ、クリーナー、調理家電などを4〜10万円台で販売している。こちらでも、目的ごとに小物家電や雑貨を組み合わせる「買い足しセット」を企画し、今年は昨年の6種類から10種類にセットの種類を増やした。

例えば「買い足しセット」には、炊飯ジャーとグリル鍋を合わせた「しっかり和食セット」や、ホームベーカリーとコーヒーメーカーを合わせた「こだわり洋食セット」などを用意。同社広報は、「基本の家電の他にもこういうのが必要ですよ、と提案する意味で『買い足しセット』を販売しています。新生活での買い忘れがないように、との考えから生まれました」と話す。幅広いニーズに応えようと、昨年のセットを見直した結果、今年は種類を増加させたのだとか。同店でも単身者向け家電セットに関して、不況の影響は見受けられないという。

今は新生活のための家電の買い替え、買い足し需要が最も高まる時期。家電量販店各社は、人気の“単身者向け家電セット”の買い足しアイテムを充実させることで他社との差別化を図り、お得感や種類の豊富さで消費者の取り込みに力を入れている。【東京ウォーカー】

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