宅配需要が急増するなか、2024年4月からトラックドライバーの残業時間規制が強化され、いわゆる「2024年問題」が物流業界の大きな課題として注目された。配達にかけられる時間が減ることで、荷物の遅延や物流の停滞が懸念されるなか、再配達の負担も大きな問題になっている。今回は、宅配の現場を描くゆきたこーすけ
(@kosukeyukita)
さんの漫画「
運び屋ゆきたの漫画な日常
」から「再配達の有料化」を紹介し、再配達問題について作者に話を聞いた。
再配達の有料化は現実的なのか
ゆきたこーすけさんのもとには、「再配達や時間指定を有料化したほうがよいのではないか」という質問が寄せられたという。宅配の現場では、指定された時間に配達に行っても不在というケースもあり、「再配達を指定したのなら、在宅していてほしい」と感じることもあるという。
しかし、ゆきたさんはこの問題を単純には語れないと話す。「再配達の有料化については、ゆくゆくはそうせざるを得なくなるのかも知れませんが、現状だとちょっと難しいんじゃないかなという気はしています」現時点ではメリットよりも、通販会社などの顧客が離れるリスクの方が大きいのではないかと見ているという。そのため、宅配会社としても実施には踏み切りにくいのではないかと率直な考えを明かす。
一方で、現場の視点からは別の懸念もある。「『家にいたのに不在票を切られ、再配達料を取られた』みたいなトラブルは間違いなく起こる気がします」。
さらに近年は宅配ボックスや置き配、コンビニ受け取りといった受け取り方法も広がっているという。
「そもそも一昔前と比べると、今は玄関前の宅配ボックスも多くなったし、置き配やコンビニ受け取りも増えたし、何よりお客さんたちの意識が『なるべく再配達をさせないように』というふうにすごく大きく変わりました。そういった方向で頑張れば、有料化しなくてもいいんじゃないかなと個人的には思います」
取材協力:ゆきたこーすけさん(@kosukeyukita)
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