新生活に向けた準備や引っ越しの荷造りなど、住まいを整える機会が増加する春。「引き出しの奥を整理していたら“古いモバイルバッテリー”が出てきた」という経験はないだろうか。
近年、リチウムイオン電池の劣化による発火トラブルが話題になっており、モバイルバッテリーの安全への意識が高まっている。そんななか、モバイルバッテリーのシェアリングサービス「CHARGESPOT」を運営する株式会社INFORICHの調査(※)によると、約4割の人が半年以上使っていない“放置バッテリー”を所有していることがわかった。
今回は、大切な住まいや身の回りの安全を守るため、今こそ知っておきたいモバイルバッテリーの正しい取り扱い方法をご紹介。新生活の荷物の見直しチェックにぜひ活用してみて。
※株式会社INFORICH「モバイルバッテリーの安全性に関する意識」(調査期間:2026年1月16日~1月20日、追跡調査1月29日~1月30日/調査対象:全国15歳以上のスマートフォン保有者1992人、追跡調査は15〜19歳のスマートフォン保有者のうち、モバイルバッテリーの発火・発煙事故の危険性を認識している人/調査方法:インターネット調査)
約4割が半年以上放置!“発火予備軍”を見逃さないポイントとは?
今回の調査結果を見ると、回答者の約4割が、半年以上使っていない放置バッテリーを所有していることが発覚。さらに、モバイルバッテリーの発火や爆発に関するニュースを見て、手元の古いバッテリーに「不安を感じる」と答えた人は7割以上にものぼった。
また、同調査ではモバイルバッテリーの保管場所についての設問も。「引き出しや棚、収納ボックスに、他の物と一緒に入れている」と答えた人が42.7%と、最も多い結果になった。しかし、実はこのなにげない保管にリスクが潜んでいるという。
製品評価技術基盤機構(NITE)の専門家によると、発火リスクは「熱」「圧迫」「ショート」の順に高まるのだとか。たとえば、充電ケーブルにつないだままにすることや、直射日光の当たる場所、車内への放置は、電池が高温状態になりやすく危険だ。
加えて、重い荷物の下敷きになったり、バッグの中で圧迫されたりすることも、内部ショートの原因となる可能性がある。まずは自宅に眠っているバッテリーを取り出して、以下の“危険サイン”が出ていないかを確認しよう。
(1)本体の膨張や変形がある。
(2)使用中や充電中に異常に熱くなる。
(3)充電の減りが以前より明らかに早い。
(4)購入から3年以上経過している(一般的な寿命の目安は2~3年)。
一つでも当てはまる場合は“発火予備軍”の可能性があるため、使用を中止して自治体の指示に従い、適切に処分することが推奨されている。
約6割が「知らない」と回答!不要バッテリーの正しい捨て方
同調査では、不要になったモバイルバッテリーの処分方法について、約6割の人が「正しい捨て方を知らない」と回答。また、35.7%の人が「不要だ」と感じながらも、処分できずに自宅に保管し続けているという実態も浮き彫りになった。
モバイルバッテリーは、リチウムイオン電池という燃えやすい材料が含まれているため、一般のごみと一緒に捨てると収集車や処理施設での火災につながる恐れがある。
適切な処分方法は、「家電量販店などのリサイクル回収ボックスに入れる」「自治体が指定する回収区分(特定ごみや有害ごみなど)に従って出す」など。ごみに出す場合は、自治体によってルールが異なるため、地域の自治体の案内を必ず確認しよう。
モバイルバッテリーのシェアリングサービスを賢く活用
現在モバイルバッテリーの扱いに困っている人は、自分で持ち歩く手間や管理のリスクを減らすため、必要なときだけ借りられる「シェアリングサービス」を活用するのも1つの手。
「CHARGESPOT」は全国47都道府県に約5.9万台のスタンドがあり、24時間体制でバッテリーの状態が監視されているため、常に安全に利用できるのがメリットだ。
現代の生活に欠かせないモバイルバッテリーだが、正しく管理してこそ安心して使い続けられるもの。新たなスタートを切る今こそ、自宅の放置バッテリーを一度確認してみてはいかがだろうか。
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