女性をデートに誘う際、ファミレスはアリかナシか。このテーマは長年議論が絶えない。「高い店に連れて行くのが当然」という価値観と、「楽しく食べられるなら場所は関係ない」という考えがぶつかり合い、たびたび論争を呼んでいる。そんな“サイゼ論争”を題材にしたのが、伊東
(@ito_44_3)
さんの創作漫画「サイゼで憤る女たち」である。
「サイゼはないわ」と感じる本当の理由とは
本作の着想について伊東さんは「デートでサイゼはアリかナシか…。これはXで定期的で盛り上がる話題なので、自分なりに焦点を当ててみた」と語る。議論は大きく、「安上がりだからよくない」という意見と「おいしければ問題ない」という意見に分かれるが、作品ではそこに一歩踏み込んだ視点が描かれている。
「絵画を見に行こうと誘って、サイゼはないわ」――作中のこの一言が示す通り、問題は単なる“店選び”ではない。シチュエーションや流れとのミスマッチ、いわば“文脈ズレ”に対する違和感が、笑いとして鋭く切り取られているのだ。
問われているのはTPOと距離感
伊東さんは「サイゼそのものは普通に大好きだけど、TPOは弁えてほしい…というのが女の子たちの本音なのかな、というところがポイントです」と話す。実際、「おいしいから」という理由だけで選ばれた場合、強く反発されるケースは少ないはずだ。
重要なのは、どこへ行くかではなく、どう誘うか、そして相手との距離感である。気軽な関係であれば成立する選択も、特別な期待が含まれる場面では違和感を生む。その微妙なズレこそが、本作のユーモアであり、共感を呼ぶポイントなのだろう。
取材協力:伊東さん(@ito_44_3)
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