福岡ソフトバンクホークスの2017年のリーグ優勝に大きく貢献したチームの勝ち頭・東浜 巨投手と、女房役の甲斐拓也捕手のスペシャル対談後編。今だからこそ話せる本音トークを存分に明かしてくれた!
―甲斐さんは日本シリーズ終了後、侍ジャパンも経験しましたね。日の丸のユニフォームに袖を通した感想はいかがでしたか?
甲斐拓也捕手:それが、意外と平常心でやれたんですよね。
―といいますと?
甲斐捕手:もちろん、侍ジャパンとしてホークスファン以外からも注目されるプレッシャーはありましたけど、正直、リーグ優勝を決めた試合やクライマックスシリーズ、日本シリーズの方が緊張しましたね。
―それぞれ、日本一に加えて個人タイトルも獲得した2017年シーズン。これまでと何が違ったのでしょうか?
東浜 巨投手:入団3年目の秋季キャンプ(2015年)で工藤監督からトレーニングの大切さや具体的な方法を教わったことが変化のきっかけです。自分でも何か変えなきゃと思っていた時期で、監督のアドバイスと自分が考えていたトレーニングの方向性が一致したので、確信をもって強化メニューに取り組むことができました。それからの継続が2017年シーズンの結果にも繋がっていると思いますね。
甲斐捕手:僕はとにかく1年間試合に使ってもらったということが大きかったです。実際、打つほうでは結果を残せていませんし。それでも試合に出させてもらって、いろんな経験を積むことができました。監督やコーチの期待を感じているので、2018年シーズンは自分の力でレギュラーの座を勝ち取って、2017年シーズンの経験を生かしたいと思っています。
―これから短いオフシーズンに入りますが、楽しみにしていることは?(※インタビューは2017年11月末に実施)
2人:ゴルフです!
甲斐捕手:巨さんベストスコアいくつですか?
東浜投手:(甲斐の耳元で)ごにょごにょ。
甲斐捕手:まいりました…(笑)。
―最後に2018年シーズンへの意気込みをお願いします。
甲斐捕手:また日本一になれるように、しっかり仕事をしていきたいと思っています。今シーズンはバッティング面でもピッチャーを楽にできるように数字を上げていくことが目標。ピッチャーからもチームからもファンからも信頼されるキャッチャーになりたいと思っているので、応援よろしくお願いします!
東浜投手:連覇をするためには最低でも2桁勝利、投球回数180イニングは達成したいです。2017年シーズンはイニングの途中で降板する試合がたくさんあったので、任されたイニングを責任もって投げ切ることも目標ですね。
【九州ウォーカー編集部/取材・文=近藤耕平、撮影=鍋田広一】
近藤耕平