1月10日、サントリービール及びサントリースピリッツの事業方針に関する記者会見が実施され、サントリービール代表取締役社長・山田賢治氏、ビール商品開発研究部部長・秀島誠吾氏、サントリースピリッツ代表取締役社長・仙波匠氏らが登壇。昨年の展開を振り返りつつ、2018年の方針についての説明が行われた。
2017年は、国内ビール類総市場が対前年98%程度と推定される中、サントリービールでは前年を上回る販売数量を達成。新ジャンル市場においても、過去最高の販売数量を記録した。これを受けて、2018年は「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」「オールフリー」の3ブランドを中心に、新たな需要を喚起。市場の活性化を図るという。
一方のサントリースピリッツも、ウイスキー、RTD(Ready To Drink:購入後、そのまま飲める低アルコール飲料の総称)、ホワイトスピリッツ・リキュールといった主要カテゴリーが好セールスを記録。それぞれで新商品を展開し、さらなる販売数量の向上を目指すことが発表された。
ここからはカテゴリー別に、2018年の展開を紹介しよう。
1:プレモルは“神泡”を訴求!
「ザ・プレミアム・モルツ」ならではのクリーミーな泡を“神泡”と称し、“泡”と“金曜日”にフォーカスしたビッグプロモーションを展開。「ザ・プレミアム・モルツ<香る>エール」はフルーティーな味わいはそのままに、すがすがしい香りと後味の爽やかさを向上させたリニューアルも実施し、プレミアムエールビールのさらなる浸透を目指すという。
2:金麦は旨味がさらにアップ
2007年の発売以来、大事にしてきた“麦へのこだわり”をさらに追及。より麦らしい香りが感じられる味わいにリニューアルした「金麦」に加え、旨味麦芽を増量した「金麦〈糖質75%オフ〉」も展開。さらに“力強いコク・飲みごたえ”と“飲みやすさ”を兼ね備えた「頂〈いただき〉」ブランドが2月6日(火)より、アルコール度数8%にリニューアルすることも発表された。
3:オールフリー新CMに稲垣&香取が出演!
ノンアルコールビールテイスト飲料の「オールフリー」は、気持ちのいい軽快な喉越しを実現しつつ、パッケージも青色を採用したスタイリッシュなデザインに刷新。2月13日(火)より、リニューアル新発売されることが明かされた。また、それに伴い、タレントの稲垣吾郎、香取慎吾を起用したテレビCMを大々的に展開することも発表し、会場を沸かせた。
4:あの人気ブランドからも期待の新商品が続々登場!
ウイスキーのリーディングカンパニーとして、「角瓶」「ジムビーム」「トリス」「メーカーズマーク」といったブランドのさらなる拡充に注力。「-196℃ストロングゼロ」「ほろよい」「明日のサワー」「こくしぼりプレミアム」「ハイボール缶」「のんある気分」などのRTDブランドからは、それぞれ新商品や期間限定商品をリリースし、市場のさらなる活性化を目指すという。
そして、ホワイトスピリッツ・リキュールのカテゴリーでは、家庭で手軽にレモンサワーを楽しめる「レモンサワーの素」を2月27日(火)より新発売。ジャパニーズクラフトジン「ROKU」、テキーラ「サウザ」、ジン「ビーフィーター」、ウォッカ「ピナクル」などを活かしたさまざまな飲み方提案も、継続して展開していくことが発表された。続々と新たな商品を出し続けるサントリーから、今年も目が離せない!【ウォーカープラス編集部】
ソムタム田井