北海道銘菓「白い恋人」でおなじみの石屋製菓から、新しいチョコレートブランド「ISHIYA CHOCOLATE」が誕生。新ブランドの第一弾商品となる「恋するチョコレート」(800円)が、東京の「ISHIYA GINZA」および北海道内の一部直営店にて、1月12日(金)に発売された。
「恋するチョコレート」は、石屋製菓がチョコレート菓子の製造で培ってきた技術と、北海道の豊かな食材を生かして作られる、上質な板チョコ。「白い恋人」のチョコレートをベースにアレンジを加え、さまざまな素材と合わせた商品だ。
石屋製菓 商品開発室 ショコラティエの伊藤葉子氏は、メディア向けに開催された試食会で「『恋するチョコレート』はホワイトチョコレート、ミルクチョコレート共に香料を使っていません。カカオの香りと素材のおいしさだけで出来たチョコレートとなっております」とこだわりを語った。
フレーバーは「北海道贅沢ミルクチョコレートと塩」「ホワイトチョコレートと塩」「とうきび」「小豆と碾茶(てんちゃ)」「さくら」の5種類がラインアップ。
世界からの評価も高く、開発段階でエントリーしたチョコレートの品評会「インターナショナルチョコレートアワード 2017」では、アメリカ&アジア太平洋大会で「北海道贅沢ミルクチョコレートと塩」が金賞、「とうきび」と「小豆と碾茶」が銀賞を受賞した他、「とうきび」は世界大会でも銀賞に輝いた。
さらに、ワイン専門店「エノテカ」とコラボレーションした、バレンタインシーズン限定のスペシャルギフトセットも登場。1月12日(金)から2月14日(水)まで、ワインショップ・エノテカ GINZA SIX店にて販売中だ。
このスペシャルギフトセットは、「エノテカ」のソムリエが「恋するチョコレート」の全フレーバーを試食し、それぞれに合うワインを吟味しセットにしたもの。それでは、エノテカ エリアマネージャー 漆谷剛氏のコメントと共に、各セットのチョコレートとワインの特徴を紹介しよう。
「北海道贅沢ミルクチョコレートと塩」×赤ワイン「サン・テステフ・ド・カロン・セギュール」(4968円)
「白い恋人ブラック」のミルクチョコレートをベースに、北海道サロマ湖水100%の塩を練りこんだ「北海道贅沢ミルクチョコレートと塩」と、ボルドーワインの組み合わせ。
漆谷氏によると、このワインはカシスのような香りがあり、「一緒に食べるとカシスの香りが口いっぱいに広がり、ミルクチョコレートがワインの渋味を和らげてくれます」とのこと。また、ワインのラベルにはハートが描かれ、見た目も「恋するチョコレート」の雰囲気にぴったりだ。オーソドックスな組み合わせとしては、同商品が1番おすすめだという。
「ホワイトチョコレートと塩」×スパークリングワイン「ベルスター」(2808円)
「白い恋人」のホワイトチョコレートをアレンジし、北海道サロマ湖水100%のあら塩を練りこんだ「ホワイトチョコレートと塩」と、辛口スパークリングワインの組み合わせ。
「ふわっと丸く包むような口当たりが、ホワイトチョコレートに合います」と漆谷氏。さらに、ミネラル感のあるワインの香りが、チョコレートの塩味にマッチする。
「とうきび」×シャンパーニュ「ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエ」(4644円)
「白い恋人ブラック」のミルクチョコレートをベースに、北海道美瑛産のトウモロコシがぎっしり入った「とうきび」と、シャンパーニュの組み合わせ。
フルーズドライしたトウモロコシの香ばしさが引き立つチョコレートと、トーストしたような香りを持つシャンパーニュが相性抜群。漆谷氏は「香りの絶妙な類似性が面白い、好評をいただいている組み合わせです」とアピールする。
「小豆と碾茶」×赤ワイン「ムートン・カデ・ルージュ・クラシック」(3024円)
「白い恋人」のホワイトチョコレートを和テイストにアレンジした「小豆と碾茶」。十勝産小豆の粉末を練りこみ、抹茶の原料である碾茶を加え、風味豊かに仕上げたチョコレートだ。
合わせるのは、干し草のような香りを特徴とする、典型的なスタイルのボルドーワイン。漆谷氏は「碾茶の香りに、典型的なボルドーが持つスパイスの香りがマッチします」と説明する。
「さくら」×ロゼワイン「バイ・オット・ロゼ」(4104円)
「白い恋人」のホワイトチョコレートをアレンジし、桜の花びらのパウダーを散らした「さくら」と、辛口ロゼワインの組み合わせ。フローラルな香りのワインを合わせることで、「香りがどんどん香水のように広がります」と漆谷氏。口の中で桜が満開になるような、華やかなハーモニーを楽しめる。
お酒好きの男性への贈り物にはもちろんのこと、自分へのご褒美にもぴったりなスペシャルギフトセット。とっておきのチョコレートとワインで、今年のバレンタインをちょっぴり贅沢に楽しんでみては?
水梨かおる