好感度が高過ぎな人気スイーツ“アイスクリーム”はナゼそんなに愛されるのか?

東京ウォーカー(全国版)

社団法人日本アイスクリーム協会では、「市販のアイスクリームを1年以内に自分で購入して食べた10代〜60代の男女600人(男性300人女性300人)を対象に、アイスクリームに関する意識調査を実施。「アイスクリームの好感度」を調査すると、98.8%とほぼ全員がアイスクリームを支持していることが判明した。そこまで人を虜にするアイスクリームの魅力とは一体何なのか…、あらためて考えてみた。

【アイスクリームの良いところ】

・おいしい(83.3%)

・手軽に食べやすい(58.2%)

・手軽に買える(57.0%)

これらの理由に加えて、「形状・フレーバーの種類がたくさんある」「みんなが好きだから」「長期保存ができる」などの意見も多く聞かれたアイスクリーム。どんな部分をおいしいと感じているのか、次に「味や食感についての良いところ」をリサーチした。

【味や食感についての良いところ】

・冷たい(69.0%)

・甘い(63.3%)

・なめらかな食感(47.7%)

・濃厚な味(43.2%)

「味や食感について」は、男女の嗜好に違いがあるのも面白いところだ。男性は「冷たさ」(男性74.0%>女性64.0%)や「ガリガリした食感」(男性28.3%>女性13.7%)を、女性は「なめらかな食感」(男性43.0%<女性52.3%)や「濃厚な味」(男性39.0%<女性47.3%)、「トッピングの豊富さ」(男性15.3%<女性29.3%)を求めるなど、好みの味や食感が多少異なり、食べる動機にも違いが見受けられたのだ。その動機とは?

“冷たくてガリガリしたアイス”を好む男性に「食べる動機」を質問すると…。「会社帰りの疲れている時や運動のあとに、スッキリしたくて“ガリガリ”した食感のアイスを買います。炭酸飲料を飲むのに近い感じで、食べるとスカッとしますね」「早く冷たくなりたい、と暑くて気が急いている時に、体内から体を冷やそうと思って食べます」などの意見が。逆に、“とろりと濃厚なアイス”を好む女性にそのワケを聞いてみると、「ゆったりした時間をちょっと贅沢に過ごす時にピッタリだから。食べるとリラックスした気分になれます」「お酒を飲んだあとに、デザートとして甘いものが食べたくなるから」といった声が聞かれた。動機は違えど、アイスクリームはいろいろな場面で、“気分を切り替えるスイッチ”の役割を果たしているのではないだろうか。

また、質と量のどちらを重視するか聞いたところ、76.0%の人が「量より質を重視」と回答。“大好きなアイスクリーム”は、少量でも本当においしいと思うものを選びたい、と考える消費者の心理が浮かび上がった。

アイスクリームのように、「ほぼ全員が好き」という食べ物はなかなか見つからない。おいしさ、冷たさはもちろん、食べる人の気分を上手に切り替えてくれるところが、アイスクリームの愛される理由なのでは? これはもう、単なる“スイーツ”の枠を超えた存在と言っても過言ではないかもしれない。【東京ウォーカー】

注目情報