ことしも伊勢志摩の「カキ食べ放題」に予約殺到!

東海ウォーカー

冬のグルメと言えばいろいろあるけれど、東海地区の誇る冬食材のひとつ、伊勢志摩のカキがいよいよ解禁! そしてこのカキを食べ放題でいただけるという、超太っ腹な店がある。

この評判の店を放っておくわけにはいかない。編集部の取材とは連絡せずに、ガチンコでこの店をレポートし人気の秘密を探ってみた。

まず、当日の朝電話してみるが、予想通り「予約でいっぱい」。しかし、スタッフが申し訳なさそうに「ピークの昼時を過ぎた2時以降なら入れるかもしれません」。その言葉を信じて、予約もしないまま行ってみる。名古屋から鳥羽・浦村まで2時間少々で到着。

店に着いて最初に目に飛び込んでくるのが、机の上の山盛りのカキ。その日の朝、漁場から水揚げしたばかりだという。それを店の方が手早く選別をしている。やがて案内と説明を受ける。コースは2種類(生食不可)。

■かき食べ放題…1800円/1名 かごに入れたカキを食べ放題 ■かき詰め放題…2000円/1名 アミに詰めたカキを食べ放題&持ち帰りができる

なんとも良心的な価格だ。人気の秘密がうかがえる。受付すぐ横に屋根付きのバーベキュースペースがあり、すでに満員。さらに海の近くに下りると広いバーベキュースペースと屋根付席がある。こちらは少し空きがあった。屋外なら炭コンロ、屋根付席がガスコンロ。雨の日でも予約さえ取れていれば大丈夫そうだ。客層はグループ、家族、女性同士、カップルと幅広い。

食べ放題には1人に1セット、カキごはんとカキ味噌汁が付く。さらに持ち込み自由ということで慣れた人は肉(!)やエビなどほかの魚介類やおにぎり、ジュースにビールまで大量の持ち込みも見られた。食べ方としては「そのままで食べるのがオススメ」(スタッフ談)とのこと。調味料の類もないため、レモン汁やポン酢など必要なら自分で用意しよう。軍手や皿は無料で借りることができる。さらに殻を開けるナイフも100円でレンタルしてくれ、帰る際に返却すれば100円戻るという。これも良心的なシステム。

「開始当初は小ぶりなカキ」だというが、貝殻いっぱいに身が詰まっているのがほとんどで、おいしさについてもいうことなし! その日の朝水揚げしたカキだけあって、殻を開けると隠れていた1cmほどのカニの子どもが出てきたりするのも鮮度の良さを実感できてうれしい。もちろん食べ放題のバイキングなので、食べつくしたら自分でカゴを持って受付に行き、牡蠣を補充してもらえる。

カキのおいしさはもちろん、良心的な値段や、スタッフの対応、開放的なロケーションなどかなり満足度が高いことを確認した。この鳥羽を含む伊勢志摩エリアは大阪、名古屋方面から日帰りの観光圏内であることも人気の大きな要因だろう。まだまだこれから1〜2月がよりおいしくなるという。今回は食べ放題がスタートしたばかりなので予約なしでも受け付けてもらえたが、オンシーズンは予約してから行くことをおすすめする。受付は11:00から15:00まで。【東海ウォーカー】

■今回の店は「山安水産」…三重県鳥羽市浦村町1530−1/TEL0599-32-5500/

http://www.passage-mall.cwj.jp/yamayasu/

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