日本の回転寿司チェーンがアメリカに進出し、人気を博しているという話は少し前から聞かれていたが、最近もその快進撃を伝えるニュースをよく耳にする。関税の影響や食材価格の高騰など、外食業界にとって厳しい状況が続くなかでもその勢いは衰えておらず、売上高は前年を上回り、市場予想を超える好調な業績を記録しているという。今回は、そんな回転寿司にまつわるアメリカあるある漫画をお届けする。
「よー!近所にRevolving Sushiできたから行こうぜ」と誘われたのは、アメリカ在住の日本人のケンタ。誘ってきたのはマックスとルークだ。Revolving Sushiとは回転寿司のこと。ケンタはちょっと怪訝そうな表情を浮かべる。その顔を見てマックスはすかさず「どうせてめぇらはカルフォルニアロールとかを本物の寿司って言ってんだろぉ~?…とか思ってんだろ」と聞いてきた。図星を突かれたケンタが言いよどんでいるとマックスは「時代は変わった!アメリカでは生魚に抵抗のない人も増えているんだ」と力説。ついに3人で回転寿司に行くことになったのだが、アメリカの回転寿司で流れてきた皿は…?そして、マックスとルーク、彼らが真っ先に手を出した皿とは…!?
本作『寿司』を描いたのは、ロサンゼルスで俳優や声優業をしているkasutera(@kasutera5)さんである。短編映画やアニメ、コマーシャル、リアリティーショーなどに出演しており、最近は日本語と英語の両方を話す役のオファーも増え、活躍の幅を広げている。漫画制作は趣味で続けているというが、日本とアメリカ双方の文化や習慣の違いを肌で感じているkasuteraさんが描く漫画はとてもおもしろい!kasuteraさんに本作について詳しく話を聞いてみた。
――実際にアメリカの回転寿司に行ったとき、最初に感じた驚きや違和感はどんなところでしたか?
やはりネタの種類ですね。日本ではお目にかかれないネタが多いです。特に巻き物系の自由さ!おなじみのカリフォルニアロール、漫画でも登場するドラゴンロールといったアメリカナイズドされたネタの数々に圧倒されます。…と思ったらえび天巻きなど、「日本にもこんな変わり種あるな〜」と思わせるネタもあります。
――日本の回転寿司と比べて、「これは違う!」と感じたネタや見た目、食べ方などがあれば教えてください。
繰り返すようですが、やっぱり巻き物のはっちゃけ具合です。サーモンを葉っぱで巻いたもの(シャリなし)を食べたときは「これお寿司か?」と思っちゃいましたが、おいしかったです。でも心なしかマグロなどの鮮魚ネタのサイズが小さいような気がしました。あとネタがカピカピしてる率が日本より高い気もします。あくまで個人の感想ですが(笑)。
食べ方に関しては、アメリカでも一緒で醤油につけて食べます。ちなみに私が行ったところはデフォルトでわさび抜きになっており、小皿で別にもらえるシステムでした。
――マックスやルークのように、アメリカの人たちは回転寿司をどんな風に楽しんでいますか?印象的だった反応があれば教えてください。
現地の人たちの楽しみ方も、日本と一緒だと感じます。一種のアトラクションというか、回転寿司の非日常感に惹きつけられる人は多いのではないでしょうか。アメリカの友達が食べたあとのお皿をベルトコンベアにふざけて戻すふりをする姿を見て、同じこと考えるんだな〜と笑っちゃいました。
アメリカで日本の職人さんがにぎるお寿司を食べるとなると、日本以上に高額になってしまいます。アジア料理全般を取り扱うアジアンフュージョンと呼ばれるレストランや、アメリカ進出を果たした日本のフランチャイズ回転寿司は、比較的安価にお寿司を楽しめる“庶民の味方”のような役割を担ってくれています。
kasuteraさんが描くアメリカあるある漫画『アメリカンドリーマーズ』では、今回紹介したエピソード以外にも、アメリカで実際に出くわした詐欺の話や、日本ではありえない“店員VS客”のバトル談など、日本とは異なる文化の仰天エピソードがたくさん登場する。アメリカならではの規格外のエピソードや、意外と世界共通なのね…とクスッと笑えるエピソードなどもあるので、ぜひチェックしてみて。
取材協力:kasutera(@kasutera5)
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