初代『リング』の公開から20年。数々の続編、リメイクが国内外で制作されてきたシリーズ最新作『ザ・リング/リバース』の公開記念イベントが1月20日(土)大阪・ヨドバシ梅田で行われた。最恐のヒロイン・貞子が呪いを拡散させるべく大阪に登場。近年、渋谷のスクランブル交差点の練り歩き、始球式やTwitterそして、先日行われた調布市での成人式に出没し怨霊活動以外でも世間を驚かせてきた貞子が今回も渾身のパフォーマンスを見せてくれた。
ヨドバシ梅田の正面入り口に特製のステージを設置。2段に並べられたテレビに通行人や観光客が興味を示すなか、画面が砂嵐に変わり1番上段の舞台に設置されたテレビ画面から貞子が登場。観客からは悲鳴や驚きの声が沸いていた。
貞子は『貞子3D2』以来5年ぶりとなる大阪に気分上々。貞子は昨年末に開通したJR大阪駅とグランフロント大阪、ヨドバシ梅田を結ぶ連絡橋について通いやすくなったことを祝福。司会から「よく知ってますね」とツッコミを受けたところ、貞子はスマホを操作するジェスチャーをして「最新の情報を仕入れてる」とのこと。司会に耳打ちした貞子曰く「人も呪いもバージョンアップしている」と豪語してみせた。さらに映画本編でもパワーアップしていて、貞子は空を指さし「呪いをかけた人物が飛行機に乗ったので、飛行機ごと呪いをかけてやった」と肩を震わせて笑って、呪いのスケールの大きさに満足の様子。
大阪らしい話題として司会が「今回なんぼくらい儲けるつもり」と聞いたところ、貞子はブルゾンちえみのネタの音楽に合わせて、身体をくねらせて意気揚々と「35億」と宣言。『スター・ウォーズ』最新作をも乗り越える勢いであることをうかがわせた。
最後にじゃんけん大会を開き貞子が「私に勝ったら劇場鑑賞券をプレゼントする」とMCに耳打ちすると、観客は大いに盛り上がりをみせた。優勝した女性にプレゼントするとすかさず貞子はスマホの自撮り棒を取り出し記念撮影。しかし見づらいのか撮影できずスマホの操作に四苦八苦する姿に観客から笑いが起きた。
『リング』シリーズ最新作でハリウッド版『ザ・リング』の第3弾の映画『ザ・リング/リバース』は1月26日(金)より全国で公開される。
関西ウォーカー編集部/ライター桜井 賢太郎