今年はガンダムのプラモデル“ガンプラ”生誕30周年。株式会社バンダイでは、30周年を記念して「ガンプラ30周年プロジェクト」を開始する。
一番の目玉は、ガンプラの新ブランド立ち上げ。2010年7月に誕生する新シリーズ「RG(リアルグレード)シリーズ」は、“よりリアルな雄姿”を追求。144分の1のスケール(全高約125mm)ながら、ディティールの細かい外装・可動を実現し、よりリアル感を出した。その「RGシリーズ」の第一弾、「RG 1/144 RX-78-2ガンダム」(2625円)は、7月24日(土)に発売される。具体的な特徴は、“外装部分の精密なパーツ分割”と、“内部骨格の新たな機構”の2つだ。
外装部分の精密なパーツ分割とは、外装のパーツの数を増やし、外装パネルを細部まで表現すること。その数は、同じ大きさの「HG(ハイグレード)シリーズ」のなんと約2倍! これにより、今まで144分の1スケールでは再現が難しかった「コア・ブロック」から「コア・ファイター」への完全変形など、劇中シーンの再現も可能になった。また、「リアリスティックデカール」と呼ばれる、外装をさらにリアルに演出する特殊素材デザールも付属される。
対して、内部骨格はパーツ数を大幅に低減。新たに開発された内部骨格機構「アドバンスMSジョイント」を腕・脚・胴体の関節部分に使い、ランナーからパーツを取り外すだけで、組み立て済みのインナーフレームが完成する仕様にした。関節部分を細かいパーツで組み立てる必要がなくなったので、内部骨格のパーツ数は「MG(マスターグレード)シリーズ」の約10分の1以下。しかし、可動箇所はほぼ「MGシリーズ」並を確保し、組み立てやすさとアクション性の両立を実現している。
1980年7月に誕生したガンプラは、累計販売数が4億個を越え、今なお高い支持を受けている。今回発売する新シリーズは、30年間の技術を集結させて作ったそう。発売日も、初代ガンダムの発売日と合わせる気合の入れようだ。
そのほか、夏には「ガンプラ30周年記念 GUNDAM SUPER EXPO」が東京で、また全国主要都市を横断する「ガンプラEXPO Japan tour 2010」などイベントも盛りだくさん。7月には、昨年お台場をにぎわせた実物大ガンダム立像が東静岡で復活を遂げるなど、見どころがいっぱいだ。コアなファンはもちろん、初心者にも楽しめる“ガンプライヤー”を、思いっきり楽しんじゃって!【東京ウォーカー】