タイの首都であり人口800万人の巨大都市・バンコク。空を突き破るかのような超高層ビルが並んだ大都会の傍ら、点在する寺院や祠では人々が熱心に祈りを捧げる…伝統と進化が混在した都市である。福岡ウォーカー4月号特別付録「バンコクWalker」では、そんなバンコクの魅力をビギナーからリピーターまで楽しめるように紹介している。今週から4回にわたり、誌面では紹介しきれなかった情報を含め、スピンオフ「バンコクWalker」をお届けする。
福岡Walkerスタッフがバンコクへ飛んだのは、ことし1月下旬。日本では寒風吹きすさぶ季節だが、熱帯気候のバンコクは想像通りの暑さが待っていた。スタッフが現地でまず合流したのが、KBCラジオの人気パーソナリティで、毎週水曜日の「PAO~N」で「発見!タイランド」をお届けする沢田幸二さんと奥田智子さん(→写真1)。一緒に2人が宿泊していた「マンダリン・オリエンタル・バンコク」(→写真2)へと向かう。チャオプラヤ川に面した1876年創業の名門ホテルは、中山美穂主演でこの冬話題になった映画『サヨナライツカ』の舞台にもなった。映画でも登場した「サマセットモームスイート」(→写真3)は宿泊者しか入れないが、ロビーなど自由に見られるロケポイントも多数(→写真4〜6)。撮影期間中に中山美穂もよく利用したというスパなどもある。また、ホテル専用のシャトルボートで対岸のレストランやBTSの駅まで移動もできるなど、アクセスのよさも魅力のひとつだ。
「中山美穂になりきってセレブっぽい帽子をかぶってきた(笑)」という奥田さん、それをサラリと受け流す沢田さん…と異国の地でも息ぴったりの2人は、毎日9:00〜13:00にホテル内で行われている料理教室に参加し、シェフの指導のもと、スパイシーサラダづくりにも挑戦。結果は上々に大満足!(→写真7)
映画気分に浸ったあとは、タイのシルクブランド・ジムトンプソン系列の「サラデーンカフェ」(→写真8)でのディナーへ。タイ北部の自社農場から仕入れる野菜を中心とした本格タイ料理を提供している。世界三大スープの「トム・ヤム・クン(→写真9)」日本ではグリーンカレーとしておなじみの「ゲン・キヤオ・ワーン(→写真10)」タイ式焼きそば「パッタイ」、ザボンとエビを和えた「ヤム・ソムオー(→写真11)」、空心菜を中華風に炒めた「パックブン・ファイディーン(→写真12)」などを堪能した(→写真13)。また、前庭にあるテラスではアフタヌーンティーも楽しむことができるほか、日本語メニューもあるため、ビギナーでも注文に困ることはない。
満腹の2人は、「タイ料理は辛さと酸味がヤミつきになる(奥田さん)」「どれも激ウマ!シンハビールがすすみました(沢田さん)」とコメント。満足気にホテルへと帰っていったのでした。2人と別れたあとも街はギラギラ。
さて、第1回目のレポートはここまで。不夜城都市・バンコクのオススメスポット紹介は、まだまだ次回も続きますので、お楽しみに。