大阪市の「ザ・リッツカールトン大阪 スプレンディード」で開催する「アフタヌーンブッフェ『マジック・オブ・ストロベリー』」は、その感性を生かした魅力あふれるメニューはもちろん、空間すべてが独創性にあふれるブッフェとして話題を呼んでいる。
ファッション業界を経た独特のセンスで魅了する、オリアナ・ティラバッシ料理長に、個性的なブッフェの裏側をインタビューしてみた。
イタリアで過ごした幼少期からファッションに興味を持ち、かつケータリングのシェフをしていた祖母の影響で料理をすることも得意だったという、オリアナさん。服飾業界でデザイナーを経験したのち、18歳で店を構えて料理の世界に足を踏み入れた。
「ザ・リッツ・カールトン大阪」の「スプレンディード」料理長に就任して間もなく発案したストロベリーブッフェは、その魅力的な世界観で瞬く間に人気が沸騰! 一度体験するとそのクオリティや創造性のとりこになり、リピーターが続出する。
「演出は、ファッションショーのようなエレガントさを意識しています。実際、赤いドレスをまとって来てくださった方もいて、最高にうれしかったんです!」と教えてくれた。自身も、赤いアクセサリーを身に着けゲストを迎える。会場作りに当たっては、デッサンを通して日本人スタッフとイメージを共有。仕上がったものも、納得がいくまでの手直しを怠らないそう。
今期、披露しているのは“魔法”がテーマのファンタジックなブッフェ。美しい妖精のディスプレーが出迎え、幻想的な世界へといざなってくれる。
「日本人の皆さんは、まるで魔法にかかっているかのようにいちごに夢中! 私にとっての料理やお菓子作りもマジックがテーマなんです」。
大阪名物のタコ焼きも、その手にかかればほんのりピンク色の創造性あふれる仕上がりに。最高の演出があるからこそ、来場者の表情がみなキラキラと輝いている。【関西ウォーカー編集部】
折笠隆