ボンカレー×スーパーカップがコラボ!両社が明かす夢の新商品の魅力とは

東京ウォーカー(全国版)

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【写真を見る】大塚食品とエースコックのコラボ、中の人に制作秘話を聞いた


ボンカレー発売50周年を記念して、大塚食品とエースコックが初のコラボ商品「スーパーカップ1.5倍 ボンカレーゴールド中辛風 カレーうどん」「スーパーカップ1.5倍 ボンカレーゴールド辛口風 カレーラーメン」を1月22日に発売した。さらに、大塚食品からは50周年記念商品として「ボンカレー50」(3月5日発売)の新製品も発表された。

「スーパーカップ1.5倍 ボンカレーゴールド辛口風 カレーラーメン」(左)と「スーパーカップ1.5倍 ボンカレーゴールド中辛風 カレーうどん」(右)



今回、インスタント食品を扱う両社に、コラボ商品を実現するに至った開発の経緯や、商品の魅力について、大塚食品・製品部の中島千旭さんと、エースコック・マーケティング部の森本潤一さんにお話をうかがった。

――発売されて50年経つボンカレーですが、味は発売当初とは変わっているんですか?

ボンカレーの魅力について語る大塚食品・製品部の中島千旭さん


中島:発売当時の元祖ボンカレーは、「あめ色たまねぎのコク」「炒めた小麦粉の香ばしい味わい」が特徴の「黄色いカレー」でしたが、ボンカレーゴールドは、嗜好の変化を考慮して、フルーツや香辛料をふんだんに使用するなど、みなさまの食の変化に対応していけるように味は少しずつ変化させています。

もうひとつ言うと、1978年以降「ボンカレーゴールド」や「ボンカレーネオ」など新しいシリーズ商品を数多く出していますが、どれも辛さごとにレシピが違っているところがボンカレーのこだわりです。そして、すべての商品において電子調理対応や国産野菜のみを使用するなど、進化を続けています。

――「すべての商品が」電子調理対応、国産野菜のみを使用というのは意外と知られていないような気がします。

中島:ボンカレーシリーズが初めて電子調理対応になったのは2003年で、実は2013年に定番のボンカレーゴールドが電子調理対応になった時にCMはさせていただいたんです。が、「電子レンジに箱ごと入れて温められる」ということがなかなか伝わりませんでした。

「電子調理対応と国産野菜のみ使用」という点をもっとアピールしていきたい、と語る中島さん(右)


そこで、店頭でのデモンストレーションなどを通じて、電子調理対応であることをお客さまに直接お伝えする方向に方針転換したのですが、情報としてはまだ行き渡っていないのが正直な感覚です。今回の50周年を機に、国産野菜と電子調理対応というところをもっと広めていけたらいいな、と考えています。

――全シリーズが国産野菜と電子調理対応になったのはいつごろですか?

中島:電子調理対応は2013年、国産野菜は2016年にすべてのシリーズで対応しています。50年の歴史や固定観念などがあるからか、「ボンカレーはお湯で3分」というイメージが強く、なかなかパッケージからの情報が伝えきれずにいます。だから、いろいろな方にお話をすると『え?いつからそんなに便利になったの?』というような話はよく耳にします(笑)。

――ボンカレーのCMでは松山容子さんや松坂慶子さんなど、さまざまなタレントを起用されていますが、起用される際の基準はありますか?

中島:松山さんの場合ですが、もともとボンカレー自体が「おかあさんの手作りカレー」というコンセプトで作っていますので、その当時“母親を代表するイメージの女優”ということで起用に至ったと聞いています。

1月22日に都内で行われた発表会では、松山容子さんから50周年を祝うビデオメッセージが流された


2013年にボンカレーゴールドが電子調理対応した際には、鈴木京香さんに出演していただきました。その時も、母親のイメージがあり国民の方に親しまれている方、ということで選ばせていただきました。

――ボンカレーについて、あまり知られていないアピールポイントなどあれば教えてください。

中島:ボンカレー商品は、すべての商品で別々のレシピを作っています。普通のレトルトカレーは甘口を基準に、辛みである唐辛子や調味料・香辛料を増やして中辛・辛口としていく場合が多いのですが、弊社ではそのようなやりかたは一切せず、甘口ならフルーティーなもの、中辛ならビーフ感が強いものにしようなど、辛さごとに最初から味を変えてレシピを作っておりますので、「辛さの違いだけじゃないよ」というところはアピールできるポイントですね。

――スーパーカップも今年で30年周年を迎えられますが、商品について進化・改良しているところを教えてください。

森本:スーパーカップはだいたい年に1回リニューアルしています。若い人がメインターゲットの商品ですので、その時代の味の好みに合わせてどんどん変化させるように気を付けています。

特に麺に関しては劇的に変わっておりまして、「今の麺を食べたら昔の麺はもう食べられない」というくらいに進化しています。

スーパーカップの魅力について語るエースコック・マーケティング部の森本潤一さん


――それは製法そのものを進化させているのでしょうか。

森本:かつて「ガッシリ3Dめん」という麺を使用していたのですが、2014年に「カドメン」という麺を開発しました。製法については日々研究していますので、その成果をその時々の商品に採用していく形で進化を続けています。

――エースコックにとってスーパーカップはどのような位置づけの商品ですか?

森本:弊社商品でコマーシャルをするほどのブランドは7つほどありますが、その中でもスーパーカップは売り上げ的にも一番大きなブランドで、年間出荷量も一番です。ブランドのパイオニアという点では女性向けの「スープはるさめ」もありますが、大盛りカップ麺を最初に導入したのはスーパーカップです。

スープはるさめは元々弊社で開発したものですので、エースコックの看板ブランドとしてはスーパーカップとスープはるさめの2つが挙げられると思っています。

――ボンカレーではCM起用タレントに「母親像」を求めたというお話でしたが、スーパーカップのCMの場合はどうですか?

森本:その時代でトップを走っているような方をテレビCMに起用しているところはありますね。過去のCMですと、ビートたけしさんと宮沢りえさんを同じCMでキャスティングしたり、バスケットボールのチャールズ・バークレーや、それこそSMAPもまだ森且行さんがいる時代に起用しているんですよ。

――大物を起用しているということは、それだけ商品に力を注いでいるということですか?

森本:やはりエースコックの屋台骨を支える商品ですので。

そういう意味では、最近は大盛りでも安いPB(プライベートブランド)商品などが出てきていますが、食べ比べると歴然とした差がありますので、スーパーカップが持つ王道感を、今回はキング・カズこと三浦知良さんを起用したテレビCMで表現させていただいています。

――スーパーカップにはコンビニ限定商品がありますが、なぜそのような限定商品を開発されたのですか?

森本:専用商品を作ることで、(スーパー等とは異なる)コンビニのお客さまをターゲットにした商品を開発しています。

ただ、コンビニの売り場を観察してみると、1週間に5品くらい入れ替わっていることがわかるんですね。新しいものが次々と入ってくるために新商品の寿命が非常に短くなっていて、長くても3カ月くらいが限度といったサイクルになっています。

それに合わせてエースコックでも年間150くらいは新商品を出していますので、1週間平均にするとだいたい3品くらい新商品が出ているというペースになります。

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