女性3人組の音楽ユニット、矢島美容室が出演する『矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜』(中島信也監督、4月29日公開)が、第2回沖縄国際映画祭のオープニング作品として上映された。
同作は、母・マーガレット(木梨憲武)、長女・ナオミ(DJ OZMA)、次女・ストロベリー(石橋貴明)の女性3人組音楽ユニット「矢島美容室」が、アメリカ・ネバダ州で暮らしていたデビュー前の秘話を描いた作品。
上映に先立って行われた舞台挨拶では、顔を黒く塗った中島信也監督と、矢島美容室の3人が登壇。まず、中島監督が「昨日沖縄に来たんですが、すっかり日に焼けてしまいまして…」と笑いを誘い、沖縄が大好きだというストロベリーが「コンバンハ、オキナワノミナサン! メンソレータム、オキナワ〜!」と挨拶して観客を沸かせた。
ストロベリーの「大きくなったら豊見城高校か沖縄水産高校で野球をやりたいと思っているので、第1回の作品上映を沖縄で実現することができて感動しています!」というアピールに続いて、ナオミが「沖縄国際映画祭に参加できて、沖縄のみなさんの熱気に包まれて感動しています。それに対するお返しはこの映画しかないと思っています」と話すと、会場は指笛とともに大きな拍手に包まれた。
また、司会者に“映画デビュー”のきっかけを聞かれたストロベリーは「日本に来て最初に見た沖縄出身の山田優のような女優になりたくて頑張ってきた」と答え、今回の沖縄行きの飛行機で映画祭のサプライズゲストとして登場した安室奈美恵と一緒になったことにも言及。マーガレットは「私たち、実は『MAX』を目指していたんです」、ナオミは「一度だけ元『DA PUMP』のSHINOBUに間違われたことがあります」など、沖縄との意外な“縁”を披露。「すべては“沖縄”に絡んでいるんです。私たちのルーツは沖縄です!」と語った。
「ぜひ今年グランプリを獲って、来年もパート2を作ってこの沖縄に帰ってきます!」とストロベリーが宣言すると、マーガレットも「グランプリを獲るにはみなさんの口コミが大事です」と、すかさず援護射撃。「3Dのメガネは用意していませんが、画面からはいろいろ飛び出してくるので、みなさんよろしくお願いします。楽しみにしてください!」とストロベリーが話し、最後まで会場を沸かせて締めくくった。【東京ウォーカー】