2015年4月オープンの「丹後王国『食のみやこ』」。元農業公園を利用したここは、累計130万人と、来場者が5倍になった“リノベ系道の駅”の成功例として注目を集めている。その秘密は「人が集う、食、育の3つの基本方針」と代表取締役の伊藤さん。
まず“人が集う”とは、道の駅にすることで入場を無料に。2017年度はなんと140回を超えるイベントを行い「ここに来ればなにかある」というイメージを作り上げた。“食”は丹後の食。日本海牧場など生産者直営の飲食店が多いのも特徴だ。そして“育”とは丹後の産業を担う人材の育成。「育成した人が地元で農家民宿を開業するなど、成果も出始めています」と伊藤さん。さらに道の駅では珍しい劇団「丹後七姫劇団」を立ち上げ。この夏には京都の貴船神社で演舞をするなど、園外でも情報を発信。この勢いは続きそうだ。<※情報は関西ウォーカー(2018年2月6日発売号)より>
生産者直営店も豊富!“丹後”を味わい尽くすラインナップ
京都のブランド豚「京丹波高原豚」のBBQレストラン「トン’Sキッチン」。その一番人気メニューが、「トン’Sセット」(1814円)。園内の手作りソーセージに野菜なども地元産。
日吉ファーム直営のBBQレストラン「トン’Sキッチン」。
「七姫殿」の「海鮮丼」(1706円)と、鰆(サワラ)の西京漬けのフライを挟んだ「黒丹バーガー」(単品540円・ポテト&ドリンク付き918円)。
「山と海with日本海牧場」の熟成肉を使った「ローストビーフ丼」(1296円)。
「丹後茶寮」の「とろーり濃厚抹茶フォンデュ(ほうじ茶付き)」(1300円)。
「米米Bar」の「ライスコロッケ」(250円)。
「小町スコーラ」で手作り教室にチャレンジ!
パンやクッキー、アイスクリームなど、手作り教室を毎日開催する。
「フォンダンショコラ」(1000円)。作業時間は約60分。
定番人気の「成形パン作り教室」は1000円。
■小町スコーラ<時間:10:30~16:30、冬季(12月1日から3月13日)は11:00から、13:00から、15:00から 休み:火曜>
アトラクションや動物との触れ合い体験も充実!
「芝すべり」(20分・200円)や「ゴーカート1周」(1台・500円)などのアトラクションのほか、ヒツジやポニー、小動物たちとの触れ合いも可。
体重移動だけで進む「インモーション」(10分・500円)。
動物ふれあい牧場では「エサやり体験」(100円から)もできる。
スタッフが自腹で買う!自慢の一品
「丹後クラフトビール」(各486円)。インターナショナル・ビア・コンペティション受賞の地ビール。マイスター(写真)、ピルスナーなど全8種。
「琴引のmy塩」(各250円)。琴引浜の塩を、オリジナルキャラ「丹後七姫」やロゴをデザインしたパッケージに。
「自家製ソーセージ・ウインナーブルスト」(5本・518円)。園内で作ったソーセージ。「九条ねぎウインナー」(4本626円)。「白サラミ」(648円)など種類も豊富。
「国際大会で賞を受賞した自家製ビールは父に買って帰ります。『丹後七姫』が描かれた商品もかわいらしくておすすめ」と、スタッフの吉岡真琴さん。
「園内には特産品やオリジナル商品などがそろう『丹後匠庵』や『京つけもの西利 風土食品』などのショップが。なかでもおすすめなのが入園ゲートにある『愛菜館』。いわゆる農産物などの直売所ですが、京野菜など種類が豊富。焼きイモなども販売しています。野木源さんという農家が作る丹後産のお米は、量り売りも可能で、精米までしてくれます。ちなみに米やクラフトビールなどは、道の駅のHPからも購入できます」と、取材ライター。
■道の駅 丹後王国「食のみやこ」<住所:京丹後市弥栄町鳥取123 電話:0772-65-4193 時間:9:00~22:00、冬季(12月1日から3月13日)は10:00~21:00 ※施設により異なる 休み:火曜 駐車場:520台(無料) 交通:山陰近畿自動車道 京丹後大宮ICより車で20分>【関西ウォーカー編集部】
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