まだまだ真冬の厳しい寒さが続く中、暖かな春の代名詞・桜の開花予想が2月22日(木)、ウェザーマップから新たに発表された。それによると、前回の予想より平年並みかやや早く咲く所が多くなり、特に関東から西の地域で早まる見込みだという。
理由としては、今年の冬は寒気が日本付近に流れ込みやすく寒い日が続いたため、休眠打破が順調に進み、花芽の成長が順調に行われたと予想。この影響は暖かい地域ほど強くなる傾向が強い。一方、暖かさで花芽の成長が進むはずの1月下旬以降から2月にかけて、今年は非常に厳しい寒さとなったため、花芽の成長は現時点ではやや遅れ気味とみられる。だが、3月に入ってからはしばらくは暖かい日が多くなる見込みで、2月の遅れを取り戻し、平年並みかやや早い開花となるとウェザーマップでは予想している。
東・西日本は3月の下旬に開花する見込み、東北の見頃は4月に入ってから
関東から西の地域で開花が早まるとの見込みから前回の予想より2、3日早くなっている。逆に東北や北陸は寒さの影響が強く、前回の予想と変わらずほぼ平年並みと見られる。北海道に関しては期間を平均すると気温がやや高めとなる見込みで、やや早い開花を見込んでいる。開花日をエリア別に細かく見ていくと、全国で最も早く開花するのが高知で3月19日(月)、次いで熊本や宮崎で3月20日(火)、その後福岡や鹿児島で21日(祝)、名古屋が24日(土)、東京と大阪が26日(月)と徐々に開花していく予定。桜の見頃は早いところで3月下旬となりそうだ。
東京の見頃は4月1日(日)から8日(日)、満開になるのは2日(月)頃。
大阪も東京と見頃の時期は変わらない見込みで、4月1日(日)から8日(日)、満開になるのも2日(月)と予想。
名古屋は一足早く3月31日(土)から4月6日(金)に見頃を迎え、1日(日)に満開となる見込み。
福岡は3月27日(火)から4月3日(火)が見頃で、満開予想日は3月28日(水)と全国でも早めとなっている。
新潟は前回と変わらず4月16日(月)に満開の予想、そこから21日(土)までが見頃となっている。
仙台は新潟より少し早めで4月15日(日)から20日(金)が見頃、満開予想は同じ16日(月)の見込みだ。
そして最も遅れて桜が咲き始めるのは札幌で、満開予想日は5月5日(祝)、見頃はそこから短く9日(水)までとなる。
これらはあくまで現段階での予想なので、開花の時期が近付いたらこまめにチェックすることを忘れずに。今後も気温の変動によってはまた変わる可能性があるので、せっかくの桜の見ごろを逃さないように注意しよう。
永田正雄