さまざまなメディアで取り上げられ、いまや日本を象徴する文化として注目されつつある“コスプレ”。そんなコスプレの魅力を存分に堪能できる催しが、成田空港第2旅客ターミナルビル3階の“SKYRIUM(スカイリウム)”にて開催。多数の人気コスプレイヤーが駆けつけ、イベントを盛り上げた。
2月20日・21日の2日間に渡って開催されたこちらのイベントは、成田空港が定期的に実施している、海外からの旅行者に向けて“日本の文化”を紹介する施策の一環として企画されたもの。
今回のテーマは“日本のアニメ・コスプレ”で、会場にはアニメ雑誌「月刊ニュータイプ3月号」表紙の巨大オブジェや、「文豪ストレイドッグス」のフォトパネルなどを展示。それらを背景に、コスプレイヤーとのツーショットや、集合写真の撮影が楽しめる催しとなっていた。
そんな同イベントに参加し、会場を盛り上げたのが、伊織もえさん、宮本彩希さん、くろねこさん、火将ロシエルさん、ユリコタイガーさんといった、多方面で大活躍中の5名のコスプレイヤー。いずれも、コミックマーケットやニコニコ超会議、東京ゲームショウといったイベントでは、撮影のために長大な列や囲みができるほどの豪華な顔ぶれだ。
彼女たちが登壇するや、ステージの周辺には大勢の旅行者が駆けつけ、写真撮影を開始。もともと日本のアニメやコスプレに興味を持っていたという旅行者をはじめ、家族連れや大人数のグループも次々にステージに上がり、コスプレイヤーとのセルフィ―(自分撮り)を楽しんでいる姿が印象的だった。
また、コスプレイヤーの面々にとっても、今回のような催しは初めての経験だったようで、出演した感想を聞いてみると、「言葉が通じなくても、“コスプレ”を通してコミュニケーションを取ることができて。改めて、コスプレは世界に通用する文化なんだということを実感しました」「日本を訪れた思い出のひとつとして、楽しんでもらえたのであれば幸いです」「空港の中でのコスプレ撮影は初めての経験なので、私たち自身も楽しんで取り組ませていただきました」といった意見を聞かせてもらえた。
一般的なコスプレイベントとは異なる趣で、人気コスプレイヤーたちとの交流を楽しむことができた今回のイベント。旅行者からも「また開催してほしい」との声が多数届いているそうだが、はたして第2回は開催されるのだろうか?成田空港の今後の動向からも目が離せない。
ソムタム田井