「アホか有能かは言葉のレベルで評価されてしまう」、という帯のついた『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ【超「基礎」編】』(ワニブックス刊)。本書では、「この人、できる!」と思われるよう、就職活動をしている学生から、新入社員、ベテラン社員、経営陣の人々まで役立つ「最低限知っておけばいい51語」を紹介している。
今回は、その中から、第6章の目上の人に使うべき「言い換え」言葉をクイズ形式でご紹介する。目上の人にはなるべく避けたほうが良い言い回しを問題として先に紹介するので、その代わりに使うべき言い回しを考えてほしい。
問題:目上の人にはなるべく避けたほうが良い言い回し
問1・ご一緒
問2・了解しました
問3・感心しました
問4・頑張ってください
問5・言い忘れていましたが
問6・おわかりですか?
問7・やることがない
答え:使うべき言い回し
答1・ご相伴
答2・承知いたしました
答3・感銘を受けました
答4・ご活躍をお祈りいたします
答5・申し遅れました
答6・ご理解いただけましたでしょうか?
答7・所在がない
目上の人に使うべき「言い換え」言葉の解説
書籍には、一問一答形式ではなくしっかりと解説も紹介されている。例えば、上記の「ご一緒」ではなく「ご相伴」の理由としては、社会人の言葉使いとして「ご一緒」では軽すぎる、として、解説されている。
他にも、「うっかり間違えると恥ずかしい言葉」「自分の気持ちをうまく伝える言葉」など、全10章からなる「語彙力がないまま社会人になってしまった人へ」。春から新社会人になる人は社会人への第一歩として、すでに社会人の人は改めて自分の言葉使いを見つめ直すため、本書をおすすめする。
大原絵理香