絶対に食べておきたい東京23区のラーメン店をエリア別で紹介。今回は千代田区で至極の一杯が味わえる5店を紹介しよう。
名店出身者の広島醤油豚骨ラーメン「らあめん 広(ひろ)」
広島出身の店主が、故郷広島の味・広島醤油豚骨で勝負。店主がリスペクトする地元広島の人気店をイメージして作り上げたラーメンが自慢だ。甘味のある醤油豚骨スープと麺、チャーシューやモヤシといったトッピングのバランスのよさはさすが。「広島らあめん」(750円)は、広島から取り寄せたご当地醤油で、しつこさのない優しい味わいに仕上げた醤油豚骨スープ。具はシンプルだが、手抜きのないチャーシューが甘く柔らかい。
ゴマが主体のヘルシー派、創作系担々麺がそろう「ごまだら」
担々麺の激戦区、小川町に2017年4月に登場。ゴマを主軸として進化させた創作系の担々麺がウリ。辛さやしびれを好みで調整してもらえるのはもちろん、担々麺に合わせて開発したという、オリジナルの山椒や黒酢が卓上に置かれ、好みの味にアレンジすることもできる。「ごまだらタンタン麺」(850円)は、栄養価の高いゴマやエビをふんだんに使用し、旬の野菜もたっぷり入れたヘルシー麺。20種類のラー油をブレンドしているという自家製ラー油もアクセントになっている。
生姜の優しさが五臓六腑に染み渡る「塩生姜らー麺専門店 MANNISH」
長岡生醤油の名店「我武者羅」(幡ヶ谷)出身の店主が、修業先とは異なるオリジナルラーメンを考案。クリアな鶏清湯に生姜おろしを溶かし、さらに生姜油を使った体に優しい一杯に。イタリアの岩塩など3種を配合した塩ダレは角がなく、まろやか。スープの底の生姜おろしが溶け、食べ進めると風味が強くなっていく。鶏モモチャーシューも美味。スタンプカードをためると裏メニューの塩生姜油そば(800円)が味わえる。
肉のタワーが壮観のガッツリ麺「肉汁麺ススム 本店」
産地を厳選した良質な豚バラ肉を使用。ラードで下揚げして旨味を閉じ込め、秘伝の甘ダレで炒めて仕上げにバーナーで炙った肉を味わう肉汁麺が独創的だ。肉の量によってレベル1(130g)からレベルMAX(800g)まで4段階から選択できる。積み上げられた肉のタワーがチャレンジ精神を刺激する。付属のこだわりの卵をといて、すき焼き風にしても美味。
名古屋のソウルフードが上陸「郭 政良 味仙(かく まさよし みせん) 東京神田店」
メイド・イン・名古屋の台湾ラーメンとして名古屋で大人気のご当地ラーメンが東京に出店。「味仙」兄弟が考案し、担タンツーメン仔麺を激辛にアレンジして出したのが発祥で、現在5人兄弟がのれん分け&経営しており、ここは末っ子の政良氏が担当する。「台湾ラーメン」(800円)はスープのベースが鶏ガラ醤油。挽き肉と唐辛子がたっぷりの秘伝の台湾ミンチをよく混ぜて食べると旨辛味がクセになる。同料金で、辛さ控えめの味も用意している。【ラーメンウォーカー編集部】