「スマート珈琲店」(京都市)の「玉子サンド」(700円)は、1932年に洋食店として開業した時からのメニュー。卵の味付けは塩だけ、30秒でいっきに焼き上げる、「進々堂」(京都市)の食パンは卵となじみやすくするためあえて乾燥させる、など繊細なこだわりが。<※情報は「関西ウォーカー」18年3/6発売号より>
80年以上変わらぬ味という、美学。
辛子とバターを塗ったパンに焼き立ての卵をサンド。味の濃い卵は滋賀県高島の養鶏場から届く。卵は3個使用、パンの厚さは1㎝だが、卵の厚みは約2㎝になる。「4世代で通ったいただいている常連さんもいらっしゃいます。80年以上続いているメニューをしっかり受け継ぎ、お客様との距離感を大事に接客しています」とスタッフの高木さん。
木をふんだんに使ったレトロな店内は、午前中からコーヒーを楽しむ人でにぎわう。特に週末は観光客が多く込み合うこともあるが、訪れた人々に居心地のいい空間を変わらず提供し続ける。
■「スマート珈琲店」 住所:京都市中京区天性寺町537 電話:075-231-6547 時間:8:00~19:00、2Fランチ11:00~14:30(LO) 休み:なし、ランチ火曜【関西ウォーカー】
森田周子