日本が世界に誇る神戸牛。お値段はやはり高めと思われがちですが、ここ最近はリーズナブルな価格で提供するお店も登場しています。厚切り焼き肉丼や神戸牛100%の超肉厚バーガー、格安の神戸牛ステーキランチなど、手ごろに楽しめる神戸の注目店をご紹介!<※情報は関西ウォーカー(2018年2月20日発売号)より>
大ぶりカットで肉厚ジューシー!あこがれの神戸牛を堪能できる贅沢焼肉丼
2018年1月にオープンした、炭火焼肉丼とすき焼き丼が人気の牛肉専門店「肉のヤマキ商店 三宮センタープラザ店」。肉は注文を受けてからカットを行うため鮮度がよく、神戸ビーフ本来の柔らかい肉感や上品な香りを楽しめるのが魅力だ。また、肉のボリュームは並(100g)のほかに、1.5倍(+600円)、2倍(+1000円)があり、好みに合わせて選ぶことができる。
「炭火焼肉丼特選神戸牛」(1290円)。大きくカットしたA5ランクの神戸牛は驚くほど肉厚でジューシー。牛肉は甘めな味噌ベースの自家製ダレで味付けされ、ご飯と相性抜群。
丼のおともにピッタリなのが、同店自慢の「肉すい」(280円)。魚介とカツオなどでダシをとったスープに、たっぷり牛肉やネギが入っている。
量売りをしていた時代の精肉店をイメージした、趣のある店構え。
「バラ肉をまとめ買いすることで、手ごろな価格にて提供させていただいています。また、バラ肉のなかでも希少な部位も区別なく調理するので、おトク感は抜群ですよ!」と、スタッフの矢野さん。
■肉のヤマキ商店 三宮センタープラザ店<住所:神戸市中央区三宮町1-9-1 三宮センタープラザ東館B1 電話:078-332-5100 時間:11:00~21:00(LO20:30) 休み:なし 席数:16席 タバコ:禁煙 駐車場:なし 交通:各線三宮駅より徒歩5分>
本格神戸牛ステーキがランチならお値打ち価格で
「ステーキランド神戸館」は、本格的な神戸ビーフをリーズナブルに味わえることから、外国からも数多くの観光客が訪れるステーキハウス。厚みのある鉄板でいっきに焼き上げ、肉汁を閉じ込めることで旨味を凝縮させたステーキは、まろやかな酸味で食欲をそそる醤油ベースの自家製にんにくソースで味わって。
「神戸牛ステーキランチ」(150g/3180円)。蒸し焼きによってふっくらと仕上がりとってもジューシー。使用するモモ肉は脂が程よく、女性でもペロリ!
「海の幸盛り合わせバター焼」(2400円)は、車エビ、タイラギ、タコの3種。塩胡椒とレモンで、シンプルに素材の旨さを楽しむ。
高級感が漂う店内は広々。記念のお祝いやビジネスでもシーンに応じて使い分けができる。
「360席あり、たくさんご注文いただくことで利益が上がるように工夫を。それで、お値打ちで提供できるんです」と、店長の吉村知大さん。
■ステーキランド神戸館<住所:神戸市中央区北長狭通1-9-17 三宮興業ビル6F 電話:078-332-2900 時間:11:00~14:00(LO)、17:00~21:00(LO)、土日祝11:00~21:00(LO) 休み:なし 席数:360席 タバコ:禁煙 駐車場:なし 交通:阪神神戸三宮駅より徒歩3分>
200gの肉は驚きの厚さ!神戸牛100%のバーガー
「THE PLACE KOBE」は、彩り豊かな日替りメニューやコーヒーが魅力のカフェ。つなぎを一切使用しない神戸ビーフ100%のハンバーガーは、ジューシーなパテ200gが味わえる満足度の高い一品。バンズは、神戸の「メゾンムラタ」の特注品で、麦の香ばしさとしっとり感が、神戸ビーフの旨さを引き立てる。
「神戸ビーフバーガー」(2000円)。粗挽きミンチと手切りモモ肉を混ぜたパテは、噛むとジュワッと肉汁があふれ、口いっぱいにジューシーさが広がる。
バーガーに合わせたい「自家製フレンチフライ」(600円)。余分な水分を抜いてから揚げ、カリカリ、ホクホク感が秀逸。
ブルックリン調の開放感ある店内は、大きな窓から陽光が射し込む、さわやかな雰囲気。
「多くのお客様に来ていただきたい思いで作った目玉商品なので、採算度外視の価格にてご提供しています」とスタッフのカデヘディさん。
■THE PLACE KOBE<住所:兵庫県神戸市中央区中山手通2-4-1 電話:078-325-3180 時間:11:00~22:00(LO21:00) 休み:不定休 席数:80席 タバコ:分煙 駐車場:なし 交通:各線三宮駅より徒歩6分>
駅弁でも神戸牛を!神戸牛で埋め尽くされた豪華駅弁
JR新神戸駅構内では、甘辛くしっとりした食感に仕立てた神戸牛を、ご飯を埋め尽くすほど大胆に使った豪華な駅弁が買える。店内で調理を行っているので、できたてホカホカ、アツアツのおいしさを味わえる。
「神戸牛めし」(1400円)。老舗の駅弁屋さんが作る旨味が染み渡る牛めし。創業以来受け継いできた割り下は、関西風であっさりとした味わい。
■JR新神戸駅構内「お弁当の淡路屋」<住所:神戸市中央区加納町1-3-1 JR新神戸駅 時間:6:00~21:00 ※「神戸牛めし」の販売は10:00~ 休み:なし>
そもそも「神戸ビーフ」とは?ランク付けはどうやって決まる?
“神戸牛”という品種は存在せず、兵庫県産の但馬牛のなかで一定の基準を満たした牛を呼ぶ。基準は厳しく、霜降り度合いや1頭当たりから取れる肉の量、色合い、肉のキメ細かさなどを総合的に審査し、その条件をクリアした上質な牛だけが認定される。
また、神戸ビーフにおけるA5やA4というランク付けは2つの評価から判断される。1頭から取れる肉の量をA~C、霜降りの割合や色みなどの肉質を1~5で判断し、その評価をかけ合わせて格付けを行っている。
厳しい基準をクリアした牛に必ず付与される神戸ビーフの認定書「神戸肉之証」。【関西ウォーカー編集部】
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