高校の新体操部を舞台に、山本裕典演じるヤンキーと、真面目な新体操部員が熱いスポ根ドラマを繰り広げる「タンブリング」(TBS系、4月17日スタート)。13日、制作発表会見が行われ、主演の山本裕典をはじめ、瀬戸康史、三浦翔平、国仲涼子、AKIRAなどが出席。男子高校生役の9人が赤いスパンコールの星が縫われた白いレオタード姿を披露し、同作の抱負を語った。
ドラマのために、昨年の10月から約半年間、新体操を練習したという9人。全く新体操経験がない中、前転や倒立を一から勉強したそう。今では「脚力に自信があるので、誰よりも高く飛べると思う」と話した山本のほか、「僕は柔軟と前宙(前方宙返り)ですね」と話す瀬戸など、それぞれが得意分野を身に着けているようだ。
「ツラかった練習は?」との質問には、全員で顔を見合わせてニヤリ。大東俊介が「せーので言えると思う(笑)…せーの!」と言うと、9人は声を合わせて「股割り!」と絶叫。両脚をまっすぐに開脚したまま、床につける柔軟体操だが、「1日7〜8時間練習する時もあるけど、これが一番ツラい」と、山本がキツさを告白。その場で実演した際も「イタタタタ…」と音をあげていた。しかし、「最初のころに比べたら、みんなできるようになってきた」(三浦)と話すように、瀬戸が脚を180度広げたまま床にぺたりとつけるなど、成長を見せていた。
また、会見では本格的な新体操の演技も初披露。「去年の10月から練習してきた僕らの成果を見てほしい。緊張するけど、思い切って見せられたらいいな」と話した山本など、全員が美しい演技を披露。音楽に合わせてバック転などの大技を決めたほか、全員で脚を上げてポーズをとるなど、芸術面でも素晴らしい演技を見せた。
大きな拍手に包まれた演技後は、「初めて人前でやったんですけど、やりきったっていう気持ちでいっぱい」(山本)、「本当に気持ちよかった!この気持ちよさやアツさが、ドラマで伝わればいいな」(瀬戸)、「やってみて…動悸や息切れが止まりません(笑)」(賀来賢人)など、充実感あふれる感想でいっぱいのようだった。
この日初めて演技を見たという他のキャストも、一生懸命な演技に感動した様子。主人公の母親役の大塚寧々が「練習を見ているので、涙がでそう」と話したほか、国仲も「待ち時間の間も、彼らは2畳の練習スペースでバック転の練習をしている彼らを知っているので…」と潤んだ瞳でコメント。AKIRAも「自分もダンスをやっているので、短期間であそこまでできるのは本当にスゴい」と太鼓判を押し、国仲は「ドラマでも上達っぷりが分かると思うので、見逃さないで」とエールを送った。
同年代の出演者が多く、チームワークがいいのも同作のポイント。演技前は円陣で気合を入れ、終わった後も全員で声を掛け合うなど「撮影というより、部活みたい」(三浦)だそう。部員役ではないAKIRAも「あと8歳若かったらタンブリングやりたかった!」とうらやましがるなど、結束の固さをうかがわせる空気だった。最後に「まだ僕自身はバック宙ができないので、できるようになりたい。あとはみんなでキレイにそろった演技を見せたいですね」と挨拶した瀬戸に、みんなが強くうなずくなど、とにかくストイックな様子が見えた会見。イケメンたちのアツい一面はもちろん、上達していく新体操にも注目だ。【東京ウォーカー】