アニソン×コスプレ!沖縄初開催のコスプレイベント「コスミティ!」に潜入

東京ウォーカー(全国版)

沖縄県那覇市で2月25日に開催されたコスプレイベント「コスミティ!」。アニクラとコスプレ撮影会が融合した、沖縄でも最大規模のサブカルイベント…との噂を耳にした記者は、居ても立ってもいられず、飛び込み取材を敢行!会場の熱気をリポート形式で紹介しよう。

人気コスプレイヤーのくろねこさん(中央)と、「コスミティ!」主催者の星月ともかさん(左)、愛佳さん(右)


そもそも“アニクラ”とは、アニメーション音楽に特化したクラブイベントの総称。VJがアレンジしたアニメ映像をバックに、アニメファンやコスプレイヤーが一体となって楽しめる、音楽イベントの新しいスタイルだ。

今回の「コスミティ!」には、現地のアニソンDJだけでなく、けいたんさん、銀星さんといった東京からのゲストDJも参加。さらに、DJとしてはもちろん、コスプレイヤーとしても大活躍中のくろねこさんも駆けつけ、会場を沸かせた。

大勢のアニメファン&コスプレイヤーが駆けつけ、会場は大盛り上がりに!


ちなみにDJ陣によると、アニクラの場合、あらかじめコスプレイヤーに当日着用予定の衣装を聞いておき、そのアニメの楽曲を用意することが多いという。そうすることで、よりテンションも上がり、DJブースとフロアの一体感も強まるというわけだ。メインフロアでは、楽曲に合わせてコスプレランウェイやダンスパフォーマンスも実施され、これらも盛り上がった。

そんな同イベントのもうひとつの目玉が、ラグジュアリーなVIPルームで実施されたコスプレ撮影会。こだわりの光る写真撮影が楽しめる…とあって、当日はカメラマンも大勢参加。新旧さまざまなアニソンが流れ、ノリノリの雰囲気の中、こちらのエリアも終了時間ギリギリまで大いに賑わっていた。

「銀魂」のキャラクターに扮するコスプレイヤー


イベント終了後、「コスミティ!」の主催者であるマンガン株式会社 代表取締役社長・倉貫孝広氏に感想を伺うと、「おかげさまで、総動員数は800人を超えました。お客様はもちろん、ゲストの方々やボランティアスタッフも含め、皆で楽しい時間を共有できたことに感謝しています」とのこと。

続いて、イベント開催の経緯を聞くと、「弊社はもともと、コンピュータ業界において個人で活躍しているエンジニア(フリーランス)のバックアップをしている会社なのですが、何か新しい形で、弊社のPRができれば…と思い立ったのがきっかけです。

そこで、せっかくやるからには大勢の方が気軽に参加できて、楽しめるフリーイベントにしたいと思い、昨今、世の中で話題の“コスプレ”を組み込んだ催しを企画しました。本イベントが、沖縄のコスプレイヤーやアニソンDJ、アイドルの方たちにとって、内地や海外で新たな活動を始めるきっかけになってくれれば幸いです」と話してくれた。

ゲストレイヤーの撮影タイムもあり、こちらも盛り上がった


また、同じく主催者であり、コスプレイヤーとしても活動している星月ともかさんは、「初めての主催イベントだったので、100人も来てくれたら十分…という気持ちで挑んだのですが、実際はその8倍以上の方が来てくださって。沖縄のコスプレイヤーさんたちの熱意を直に感じることができ、とても有意義なイベントになりました」とコメント。

さらに、「私自身、地方の出身なのですが、地方は東京などの都市と比べてコスプレイベントが少なく、コスプレイヤー同士の交流や、凝ったロケーションでの撮影がなかなかできないことに、ずっと不満があったんです。

都内近郊だけでなく、全国的にコスプレ文化が広まって、もっと活性化していくきっかけになればと思い、『コスミティ!』を立ち上げました。また沖縄でも開催したいですし、全国さまざまな地方でも、実現できたらいいなと思っています」と、今後の展望についても話してくれた。

大盛況のうちに終了し、今後の展開にも期待が高まる「コスミティ!」。はたして第2回は、どのような形で開催されるのか?詳細が分かりしだい、次回も潜入取材を敢行したい。

ソムタム田井

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