『出産から5カ月で夫が居なくなりました』は、産後間もない時期に夫が大麻所持で逮捕されるという実体験を描いたエッセイ漫画である。今回は25~28話を紹介するとともに、作者のReina(
@Reina770
)さんに、警察署で夫と面会した当時の心境や、息子の存在について話を聞いた。
15分だけ許された夫との再会
ついに夫・ヤマトとの面会の日を迎えたレイナ。警察署で案内された面会室は、まるでドラマのワンシーンのようで、緊張が高まるばかりだった。しばらくすると警察官に付き添われてヤマトが現れる。「ごめんなさい…」と震えながら謝る夫に対し、レイナは息子のリウ君を抱きながら「もう…何やってんのよ」と声をかける。
限られた15分の中で、レイナは現在の状況を伝えた。リウ君を育てながら仕事を続けるのは難しく、会社の寮を出て退職し、実家へ戻る予定であることも話した。
許せない気持ちと寂しさの間で
話を聞いていたヤマトは、「離婚…だよね?」と切り出す。夫の逮捕によって生活は大きく変わり、レイナ自身も深く傷ついていた。それでも彼女は、「ヤマトが隣にいないとやっぱり寂しい」と素直な気持ちを打ち明ける。夫を追い詰めてしまった原因は自分にもあったのではないか。そんな思いも抱えていたという。
今後については弁護士を通じて話し合うことを伝え、短い面会は終了。レイナは複雑な思いを抱えたまま警察署をあとにした。
母から向けられた厳しい言葉
その後、実家へ戻る準備を進める中で母親に電話をかけたレイナ。「もう離婚のほうで考えているのよね?」と尋ねられるが、まだ答えは出せずにいた。
すると母親からは、「やり直したとしても、また同じこと繰り返すわよ?」と厳しい言葉が返ってくる。現実的な助言だと理解しながらも、その言葉はレイナの心に重くのしかかった。
息子の成長が支えになった
先の見えない不安の中でも、リウ君は少しずつ成長を続けていた。寝返りができるようになり、日々新しい表情を見せてくれる。その姿はレイナにとって大きな希望だった。当時の心境についてReinaさんは、「彼の弱っている姿を目の当たりにし、現実に起こっている出来事なんだと実感して、それを受け止めるのがとてもつらかったです」と振り返る。
一方で、「どんなにつらいことや、何度壁にぶつかることがあっても、リウがいてくれたおかげで踏ん張ることができました。今もそうですが、当時の私にとって本当に大きな支えでした」と語った。夫婦の未来はまだ見えない。それでも息子を守るため、強くなろうと決意したレイナの姿が胸を打つエピソードである。
■取材協力:Reina(@Reina770)
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