苦しむ愛猫「救急車呼んで!」→“救えない命”を知った少年の20年後…熱きER獣医の誕生秘話に「胸が熱くなる」【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

夏野ばな菜(@NatsunoBanana)

「俺の目の前で命の火は消させない」。熱い想いを胸に抱き、日夜動物たちの命と向き合う熱き獣医師を描いた物語がある。主人公の鹿島が目指すのはただの獣医ではなく、救急救命獣医師を意味する「ER vet」(Emergency Room veterinarian)だ。
作者は、「ジャンプルーキー!」などでオリジナル漫画を発表している夏野ばな菜(@NatsunoBanana)さん。「人間の病院と違い、動物病院は土日祝日が休みで夜間診療もないことがほとんどのなか、緊急を要す『命の危機に直面した動物たち』を救いたいと情熱を燃やす主人公です」と語る。

夏野ばな菜(@NatsunoBanana)

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【漫画】本編を読む


20年前の夏、救えなかった愛猫の命


鹿島が「ER vet」を志した背景には、過去のつらい原体験があった。20年前の夏、「お父さん、救急車に電話してよ!」とまだ幼かった鹿島は懇願する。生まれたときから一緒の愛猫が苦しそうに息をしているのだ。しかし、盆休み中でどの動物病院とも連絡が取れない。父親に「救急車が呼べるのは人間だけなんだ」と諭され、愛猫はそのまま息を引き取った。その日から鹿島は獣医を目指すようになったのである。

本作は完結の読み切り作品だ。続編について夏野ばな菜さんは「続きを描きたいのですが、今のところ余裕がないので『なし』と答えておきます」と明かす。

作者が描く多彩な作品群と今後の展開


現在、夏野ばな菜さんは「ジャンプルーキー!」にて、リーマンラブコメディ漫画『SSS』を連載中だ。楽しい職場と愉快なサラリーマンたちが繰り広げる『SS』の続編にあたり、現在は登場人物たちが結婚して家族が増え、にぎやかな日常を描いているという。

そのほかにも企業漫画や子ども向け学習図鑑の挿絵などの仕事も手がけており、「新規のお仕事も募集中です!」と意欲を見せる。本作を読んで気になった人は、ぜひそのほかの作品もチェックしてほしい。

【漫画】本編を読む


取材協力:夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
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