鹿沼市で20年以上続く「焼肉 もうもう亭」の2代目が店主を務めるのが「らーめん もうもう亭」。もともとラーメンの食べ歩きが趣味で、同店でもオリジナルラーメンを振る舞っていたが、ついに念願かなって専門店をオープンさせた。
カウンターとテーブルの間が広く、ゆったりとした造りの店内。鶏ガラやモミジなどで取る白湯(パイタン)スープの「濃厚鶏醤油らーめん」(720円)はとろみがあり、コラーゲンたっぷり。チャーシューは豚バラと鶏ムネの2種が入っている。
刺激的な辛さがヤミツキの名物ラーメン
名物は、焼肉店ならではの特性を生かした「元祖カルビらーめん」(850円)。A5ランクの最高級黒毛和牛を中心に、さまざまな部位の端肉を大量に煮込んだスープと、4種の唐辛子などで作った特製辛味ダレを合わせた一杯で、刺激的な辛さがヤミツキに。バラやネックなどの塊肉もゴロリと入っている。残ったスープにライス(150円)を投入し、クッパでシメるのも◎。
■ラーメンデータ<麺>中細・角・縮れ/製麺所: 羽田製麺・160g<スープ>タレ=辛味ダレ・ 仕上げ油=なし/濃度:こってり○○●○○あっさり/種類: 牛肉
旨さのポイント
スープはカルビやバラ、ネック、ロースなどさまざまな肉を煮込んでいる。注文を受けてから小鍋にスープを移し、そこに辛味ダレや具の肉、溶き卵などを合わせている。肉は1人前約100g。最高級和牛をふんだんに使用した、焼肉店だからこそ成せる一杯だ。
ラーメン好きが高じて専門店をオープンした店主の齊藤一裕さん。店を出すに当たり、石神秀幸さんのラーメン学校「食の道場」でも学んだ。限定メニューの開発にも意欲的だ。【ラーメンウォーカー編集部】