「樽正」は創業1966年、現在は2代目が女将を務め、受け継いできたおふくろの味を今も守り続けている。例えばカウンターに並ぶ大皿料理。ポテトサラダやブロッコリーの塩ゆで、らっきょ甘酢漬け、ほうれん草ごま和えなど、実家に帰ったような、懐かしい味に思わずほっこり。酒の肴としても優秀な、ダシが効いた名物のたこ焼きや、どて焼きも必食メニューだ。昭和で時が止まったような店の雰囲気と、気負わない女将さんの人柄に、初代からの常連が多いのも納得。<※情報は関西フラリーマンウォーカー(2018年3月9日発売号)より>
昭和の大衆酒場ならではの空気が漂う。
成長期の日本を支えた懐かしの味に再会
天かすを多めに入れて食感に変化を。ダシの効いた生地がお酒に合う。
あえて食感を残すよう煮込む。テイクアウトもできる人気メニュー。
塩ダレを絡めた大盛りキャベツ。とりあえず、で最初に注文する方が多い。
人気No.1の「ポテサラ」(432円)、「豆もやし」(486円)など。
名物のたこ焼きはテイクアウトも可能(8個420円)。おでんは3種盛りで486円。
「これからも大阪の味を守り続けていきます。古きよき昭和の香りがまだ残る場所に一度来て、楽しんでいってください」と、女将の寺本康世さん。
編集部員のちょい飲みレポート
2012年のノーベル賞の晩餐会で振る舞われたことで一躍有名になった日本酒「福寿」。こちらでは酒蔵との長い付き合いから、直接仕入れることができるそう。そのため「福寿」シリーズの品ぞろえがすごいんです。定番の純米吟醸(702円)はもちろん、珍しい福寿の凍結酒(918円)や、凍結梅酒(486円)もあり、シャリシャリ感が夏にぴったり!女性に大人気だとか。
■樽正<住所:大阪市北区堂山町16-2 電話:06-6312-4018 時間:17:30~24:00 休み:日祝 席数:39席 タバコ:喫煙可 交通:地下鉄中崎町駅より南西へ。徒歩4分>【関西ウォーカー編集部】
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