大ヒット上映中の『去年の冬、きみと別れ』に単独初主演した岩田剛典と岩田が扮する謎の編集者・耶雲の恋人役を演じた土村芳が、3/17(土)に福岡の舞台挨拶に登場!二人が登場するやいなや、会場はわれんばかりの拍手と歓声。その声にこたえるように、笑顔で手を振ると……さらに大きなどよめきが起こった!
ーー「福岡の印象や思い出は?」
岩田剛典「ライブで来ることが多いので、結構頻繁に来ている感覚があります。いつもメンバーのNAOTOさんがおいしいお店を予約してくれるので、ごはんの思い出が強いですね」
土村芳「北九州市に撮影で行かせていただいて、おいしいものを食べすぎてひとまわり、ふたまわりくらい大きくなって帰った思い出があります」
ーー「映画が公開されて1週間、細かに張り巡られた伏線に観た人が口々に『ダマされた!』と語る本作について、周りからの反応は?」
岩田剛典「この作品は、タイトルを見て、そしてポスターを見て、劇場に来てくださっていると思いますが、あまりにもタイトルと内容の違いに戸惑われている方もいらっしゃるかな。自分にとってこの作品は、挑戦でもありましたね。それに完成した作品を観て、面白いなと思える作品はなかなかありませんが、この作品は心からそう言える作品ですし、だからこそ、もっともっと多くの方に届けたいなという思いがあります。食わず嫌いせずに、観てもらえたらいいなと思っています」
土村芳「友人に観る前にどんな役なの?とか聞かれたりするんですけど、今回は観る前の方に対しては、内容を話せないので歯がゆい思いをしていたんですけど、公開したのでゆっくり感想を聞きたいと思います。また、公開して私も宣伝活動に参加させていただけているので、これからまだまだ、この作品を広げていくために頑張りたいなと思っています」
またこの舞台挨拶では、会場からの質問を募ることに。MCが「質問がある人は手をあげて」と声を掛けると立ち上がりそうな勢いで手を上げる観客が続出!途中、質問者を二人に選んでもらうようMCから声が掛かると、さらに盛り上がりをみせた。
ーー質問1「岩ちゃんの肉体美が見られて、よかったです!特に胸筋が鍛えられているなと思いましたが、どれくらいのトレーニングをしていますか?」
岩田剛典「この時は、まったくトレーニングしていないですね。ガリッガリだと自分では思っていました。細すぎて心配されないかと言いながら撮影していました。といいつつ、本番前はめっちゃ腕立てをしてましたね(笑)。それより僕だったら北村一輝さんのシャツの第2ボタンになりたいと思いましたね。はち切れんばかりの肉体が素晴らしかったです。」
ーー質問2「今回の役を演じてみて、成長できたなと思った事はありますか?」
岩田剛典「撮影もそうですが、単独主演が初めてなので、宣伝も含めて作品を盛り上げる、座長としての立場というのは、すごく経験値になりました。普段、アーティストとしてグループで活動している時の感覚とは違う自分がいて、またひとつ成長できたのかなと思っています」
土村芳「今回はお芝居の時は、どこにもピントを合わせずにいたので、岩田さんの顔とかを見ることがなく演じていた。ですがその分、見るという以外の感覚を知ることができたと思います。役柄的に日常にある点字ブロックなどに、自然に目が行くようになりましたね」
ーー質問3「セリフはどうやって覚えているんですか?」
岩田剛典「これは僕が土村さんに聞きたいですね(笑)。台本を覚えていくのは当然なのですが、シーンに入ってお芝居をする時は、相手の俳優さんに合わせつつ、自分が考えてきたプランもやってみるという感じでやっていました」
土村芳「私は何度も読んで、なるべく早く台本を手放す努力をしています。覚えるということでは、日常生活の全然関係ない時でも(セリフを)呟いてみたりして覚えています」
ファンとの直接コミュニケーションが取れたことに、二人もうれしそうに笑顔をみせてくれた。
最後の挨拶では主演の岩田剛典が「本当は観てくださったみなさんひとり一人に映画の感想を聞きたいところです。僕が魂を込めて演じた耶雲という役、そして魂を込めて臨んだ作品です。きっと期待以上の作品になったのではないでしょうか。勝手ながら自信を持っています。こういう作品に主演をさせていただいて、自分の中で、人生観が変わるくらい大切な作品になりました。一人でも多くの方に届けたいと思っています」と締めくくった。
「去年の冬、きみと別れ」は絶賛上映中!
文乃