4月1日(日)から4月3日(火)までの3日間、真宗本廟(東本願寺) の飛地境内である渉成園にて「あずきフェスタ」が開催される。このイベントは、浄土真宗の宗祖・親鸞(しんらん)が好きだったと伝わる「あずき」をテーマとした食のイベントで、毎年恒例の「春の法要」に合わせて開催される。渉成園で「食」に関するイベントを開催するのは今回が初めて。
当日は「あずき」を使用した和菓子・洋菓子・パンなどを取り扱う京都近郊の人気店 9店舗が出店するほか、数量限定で「ぜんざい」のふるまいも行われる。
あずきを使用したお菓子・パン等の販売ブース
販売ブースでは、あずきを使用したお菓子を扱う京都近郊の人気店9店が大集合。各店の人気商品が楽しめる。(※入場無料)
京都・嵐山に本店がある「京都吉兆」からは、鯛赤飯、水ようかん、甘納豆などを販売。
あんこの魅力と可能性を、あんこの概念に囚われない発想から提案する、1950年創業の堀川通り沿いにある餡スイーツのお店「都松庵」からは、AN DE COOKIE、ぜんざいショコラ、ごじぶんで最中などを販売。
京都・三条商店街に店舗を構える「朽木まるきゅう」からは、毎週火曜日にしか買えないという貴重なとち大福を販売。
“五感で味わう京菓子”をコンセプトに季節の生菓子を中心に手作りしている京都・北大路「和菓子いけだ」からは、どらやきの丹波大納言などを販売。
種類豊富なきんつばが人気な、1892年創業の老舗和菓子店「京菓匠 西谷堂」からは、きんつば、ようかん、ぜんざいなどを販売。
天然酵母100%、無添加で保存料を一切使わないパンを作っている、奈良に本店をおく「アルペンローゼ」からは、ヨモギあんぱん、小豆とさつまいものデニッシュなどを販売。
京都・東山にある新しいコーヒーのスタイルを提案する、珈琲ショップ「Coffee 山川」からは、ようかんをサンドしたシベリアなどを販売。
「東本願寺 願生舎」からは、あずきクランチ、小豆プリンなどを販売。
1708年創業のひとくち京菓子を一筋に作られてきた京菓子店「伊勢源六 たちばなや」からは、さくら餅・茶だんごセット、草もちセットなどを販売する。
あずきの豆知識パネル展示
そのほか、休憩スペースでは、兵庫県姫路市にある「あずきミュージアム」の協力のもと、あずきに関するパネル展示が行われる。明日から使える“豆”知識が盛りだくさんなので、こちらも要チェック!(※入場無料)
入園者には「ぜんざい」のふるまいも!
「渉成園」への入園者を対象に、各日午前と午後の2回、「ぜんざい」のふるまいが行われる(※各回先着100人限定、※入園は庭園維持寄付金(500円以上)が必要)
3月27(火)から4月9日(月)まで、渉成園の茶室「蘆菴」が特別公開
真宗本廟(東本願寺)の飛地境内地の庭園で国の名勝にも指定されている「渉成園」。庭園内には個性的な建築が多く、通常建物内は非公開だが、今回、期間限定で2階建ての茶室「蘆菴」を特別公開する。蘆菴2階の窓からは、渉成園の春の景色が一望できる。
春らしい粥膳も楽しめる!
渉成園 閬風亭では、東本願寺におそなえしたお仏供(お仏飯)のお下がりを用いて調理した菜の花粥、炊き合わせ、香の物等を朱塗りの器に盛った本格的なお膳を楽しめる催しも同時開催。
初開催の「あずきフェスタ」に、春の時期の特別公開は今回初となる「蘆菴」など、春を楽しめるイベントがいっぱいの東本願寺に、ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか?
岡智子