現在の教育現場では「GIGAスクール構想2.0」の推進に伴い、ICT(情報通信技術)のさらなる活用や、教員の教材準備にかかる負担の軽減が重要な課題となっている。
そんななか、世界中で利用されているデジタル学習プラットフォーム「Kahoot!」と、ユニバーサル ミュージック合同会社による洋楽を使った教育支援プラットフォーム「UM English Lab.」がオフィシャルパートナーシップを締結。日々の授業や自宅学習をより楽しく、かつ教員の負担を減らす新しいデジタル教材の無償提供が、2026年5月からスタートしている。
ICTで変わる教育現場と2つのプラットフォーム
現在、「GIGAスクール構想2.0」を背景に、教育現場ではICTを活用した学習ツールが定着しつつある。しかし、質の高い授業を行うための教材作成には長い時間がかかるため、多忙な教員たちにさらに追い打ちをかけているのが現状だ。
そこで力を発揮するのが、2013年に創設された「Kahoot!」だ。「Kahoot!」は、“学びの楽しさを新発見!”をミッションに掲げる学習プラットフォームで、誰でも簡単に魅力的なセッションを作成でき、スマートフォンやタブレットで参加が可能。日本では直近一年間における累計参加者数が1億人を超え、20万人以上の教員に利用されている。
一方の「UM English Lab.」は、ユニバーサル ミュージック合同会社が保有する豊富な洋楽楽曲を活用し、英語教育向けのオリジナル副教材を全国の教員に向けて無償で提供するプロジェクトだ。楽曲の歌詞や背景を題材に、語彙や表現の習得だけでなく、文化理解や学びを深めることを促進している。
ゲーム感覚で学べる提供コンテンツ
今回、パートナーシップの締結により、「Kahoot!」のプラットフォーム上に専門の知見と質の高い洋楽コンテンツを活かした教材が用意されることとなった。教員はゼロから教材を作成する必要がなくなり、授業の目的に応じたコンテンツを選択して使うだけで運用できるため、準備にかかる負担が大幅に減少する。
世界的に知られるアーティストの楽曲やミュージックビデオを活用した文法やリスニング、発音などを直感で学べるのが特徴で、教材はすべて無料で利用可能だ。
実際のコンテンツの一例として、スティーヴィー・ワンダーさんの『I Just Called To Say I Love You』では、楽曲のショートクリップを聴きながら、歌詞のフレーズや単語の意味を紐解く18問のリスニングや読解の問題に挑戦できる。
英語学習をもっと楽しく、そして準備を簡単に
今回の取り組みについて、「Kahoot!」の日本と韓国を担当しているグロス・ディレクターのブレント・モリさんは、「音楽は子どもたちの心をつかみ、学習意欲を引き出す最高のフックです。『UM English Lab.』の質の高いコンテンツが「Kahoot!』上で展開されることで、日本の教室がさらに活気に満ちた空間になると確信しています。また、そのまま使えるデジタル教材を提供することで、多忙な日本の先生方の授業準備の負担軽減にも大きく貢献できると信じています」とコメント。
また、ユニバーサル ミュージック合同会社 洋楽マーケティングストラテジー部 マネージャーの寺嶋真悟さんは、「『UM English Lab.』は、洋楽を通して“今”の英語や異文化に触れ、生徒が『英語が楽しい!』と思える授業づくりを支援するためにスタートしました。私たちの音楽コンテンツが、ゲームのように参加できる学習体験として、生徒たちに届くことを期待しています。思考力や表現力といった能力の育成から、英語の4つの技能の向上まで、これからも新しい英語学習の形を提供していきます」と、その展望を語った。
音楽の持つ力を最大限に引き出し、子どもたちのさまざまな能力の育成を目指す「Kahoot!」と「UM English Lab.」。学校の授業や自宅で、ぜひ体験してほしい。
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