ぬくもりある“古きよき飲み屋”なら堂山をチェック!通いたくなる堂山の名店4選

関西ウォーカー

梅田のESTやHEPを背に東へ向かうと、街並みは一気にディープな雰囲気に。実は戦後最も発展した歓楽街である堂山。団塊世代の止まり木的な温かみある、飲み屋がまだ多く点在するエリアだ。そんな堂山エリアで“ちょい飲み”におすすめの居酒屋をご紹介!<※情報は関西フラリーマン専用ウォーカー(2018年3月9日発売号)より>

名物マスターとの会話も酒のアテに


「TORIBAR こまち」の、焼鳥や鶏メニューには、三重の伊勢赤どりや京都の丹波地鶏など、その時期一番おいしく安定供給できる地鶏を使用。創業当時から継ぎ足し続け、黒光りするタレが鶏の旨さをより引き立てる。

モヒカンのマスター&女将さんとのおしゃべりも楽しい/TORIBAR こまち


隠れ家的な立地ながら、客足の絶えない名店。

「5串盛り」(540円)/TORIBAR こまち


つくね、肝、せせり、鳥ネギ、ココロの「5串盛り」(540円)。絶妙な焼き加減でプリプリ感がたまらない。

「唐揚げ」(756円)/TORIBAR こまち


大ぶりのモモ肉でボリューム満点。箸休めになる梅ニンニクがうれしい。

「名物の鶏料理以外にもサラダ、炒め物、ご飯物、お造りなどメニューが多彩。酒はビール(540円)に、泡盛、焼酎(432円)など。19時以降は満席なことも多いので、予約がおすすめ」(編集部)

■TORIBAR こまち<住所:大阪市北区堂山町16-10 九栄レジャービル1F 電話:06-6361-1608 時間:18:00~翌5:00(LO4:00)、日祝18:00~翌3:00(LO2:00) 休み:なし 席数:19席 タバコ:喫煙可 交通:地下鉄中崎町駅より南西へ。徒歩5分>

梅田最安!?立ち飲みココにあり


「七津屋 ホワイティうめだ店」が“最強立ち飲み”と呼び声高い理由は、その価格!「大瓶ビール」(350円)、「日本酒」(250円)など、飲んべえにはまさに楽園。料理も「串カツ」(90円〜)、「鉄板焼き」(190円〜)で、税込みというから良心的すぎ。

【写真を見る】一人でちょい飲みする客が大半/七津屋 ホワイティうめだ店


昼過ぎにもかかわらず、にぎわいのある店内。京橋やなんばにも支店あり。

「ハマチ造り」(390円)/七津屋 ホワイティうめだ店


毎朝中央市場で買い付ける新鮮な魚介を提供。安くても手抜きなし。

「牛ハラミ」(290円)/七津屋 ホワイティうめだ店


このボリュームで破格!鉄板焼き料理は12時から注文可。

「金土は、通常でも激安の酒メニューがさらに安くなるサービスを実施。大瓶ビールが(330円)、生中ジョッキ(240円)、ハイボール(190円)など利益度外視な価格にこちらがハラハラ!」(編集部)

■七津屋 ホワイティうめだ店<住所:大阪市北区堂山町梅田地下街ホワイティうめだ イーストモール新御堂 電話:06-6312-1535 時間:9:00~22:30(LO22:15)、日祝9:00~22:00(LO21:45) 休み:ホワイティ梅田に準じる 席数:10席、スタンディング約30人 タバコ:分煙 交通:阪急、地下鉄梅田駅、東梅田駅と直結(泉の広場すぐ)>

プロの丁寧な仕事が光る!安定感抜群の隠れ居酒屋


「大黒 堂山店」の、ひとりで料理をこなすパワフルな大将・山本さんは、鶏料理店、寿司店、居酒屋など転々とし、包丁持って50年以上というベテラン料理人。毎朝大阪中央卸売市場へ出向き、上質な魚介を目きき。8時から仕込みを開始するストイックさ。それだけ聞いて、料理がおいしくないはずがない。煮物、焼き物など多彩にそろうが、手始めは分厚い切身のお造りから。サケなどは前もって塩で締めることで熟成したような濃い旨味が引き出されている。ほか、数量限定の鯛の骨蒸しや特製ぬたも、味付けはシンプルなのに、やたらと旨い。長年の経験に裏打ちされた安定感に今日も酒が進む。

ちゃきちゃき大将のおおらかなキャラを慕って集まる客多数/大黒 堂山店


純粋に料理メインで楽しみに来る人も。

「お造り盛り合わせ(小)」(760円)/大黒 堂山店


鮮度抜群の造りは厚めにカット。ほんのり塩味で歯応え、旨味が抜群!

「活鯛の骨蒸し」(600円~)/大黒 堂山店


鯛の頭を豪快に野菜と酒蒸し。毎日3、4匹限定なので、あれば運よし。

辛口の「日本刀」が最近人気とか/大黒 堂山店


常時18種そろう日本酒は、客のススメで入れることも。

「大阪環状線の高架下でひと際貫禄を放つ「大黒」。ボートピア梅田が近いこともあり、40~50代のおじ様がおもな客層。スタイリッシュなバルもいいけど、これがまた落ち着くんです。実は寿司店で10年の経験を持つ大将。ひそかに寿司メニューも多彩で、毎朝仕入れる旬の魚介で握る寿司は、まぐろ、はまち、あじなど、2貫で300円からと激安!これは食べないともったいないですよ。ほか、焼き物では鶏も名物なので外せない。背肝やつくね、朝引き鳥のたたきも絶品です。厳選された日本酒と共に、ぜひ味わってみてください」(編集部)

■大黒 堂山店<住所:大阪市北区中崎西2-2-10 電話:06-6373-2200 時間:17:00~23:00(LO22:20)、土日祝16:30~22:00(LO21:30) 休み:月曜、第3火曜 席数:45席 タバコ:喫煙可 地下鉄中崎町駅より南西へ。徒歩3分>

成長期の日本を支えた懐かしの味に再会


「樽正」は創業1966年、現在は2代目が女将を務め、受け継いできたおふくろの味を今も守り続けている。例えばカウンターに並ぶ大皿料理。ポテトサラダやブロッコリーの塩ゆで、らっきょ甘酢漬け、ほうれん草ごま和えなど、実家に帰ったような、懐かしい味に思わずほっこり。酒の肴としても優秀な、ダシが効いた名物のたこ焼きや、どて焼きも必食メニューだ。昭和で時が止まったような店の雰囲気と、気負わない女将さんの人柄に、初代からの常連が多いのも納得。

平日19時前にしてこの盛り上がり/樽正


昭和の大衆酒場ならではの空気が漂う。

「たこ焼き ねぎマヨ」(486円)/樽正


天かすを多めに入れて食感に変化を。ダシの効いた生地がお酒に合う。

「どて焼き」(3串486円)/樽正


あえて食感を残すよう煮込む。テイクアウトもできる人気メニュー。

人気No.1の「ポテサラ」(432円)、「豆もやし」(486円)など/樽正


ネタケースの上を飾るおばんざい。

「2012年のノーベル賞の晩餐会で振る舞われたことで一躍有名になった日本酒「福寿」。こちらでは酒蔵との長い付き合いから、直接仕入れることができるそう。そのため「福寿」シリーズの品ぞろえがすごいんです。定番の純米吟醸(702円)はもちろん、珍しい福寿の凍結酒(918円)や、凍結梅酒(486円)もあり、シャリシャリ感が夏にぴったり!女性に大人気だとか」(編集部)

■樽正<住所:大阪市北区堂山町16-2 電話:06-6312-4018 時間:17:30~24:00 休み:日祝 席数:39席 タバコ:喫煙可 交通:地下鉄中崎町駅より南西へ。徒歩4分>【関西ウォーカー編集部】

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