4月8日(日)に東京・代官山で開催される「Tokyo Walker海外交流コンサート“TANDEM”」で、フランス人シャンソン歌手と共演する、奥華子さんに話を聞いた。
フランス人歌手との海外交流コンサートへの出演依頼がきた時、最初はどのように思われましたか?
このお話をいただく前に、スタッフたちとの飲み会の席で、「海外で路上ライブやりたい」と話題が出て、「フランスでできたら最高だね」「それ、いいね~!」と盛り上がっていたんですよ。そうしたら偶然、このお仕事の話をいただいて、「えっ、フランス!?」みたいな感じで驚き、勝手にご縁を感じてます(笑)。
コンサートの日が迫ってきましたが、今の心境は?
海外アーティストさんとのコラボは初めてです。しかも、フランスのお客さんがたくさん来場されると聞いているので、挨拶ぐらいフランス語でしなくちゃと、そこの不安がありますね(苦笑)。また、フランスの方々が私の歌をどういうふうに聴いて反応されるかが、すごく楽しみでもあります。フランスに行ったことがないし、そこは全く未知の世界ですから。
共演される女性シャンソン歌手、ジュリエット・アルマネの印象をお聞かせください。
“洗練されている”。それが第一印象でした。見た目も歌声もすごくキレイですし、素敵なアーティストなので、お会いしたら緊張しそう。音楽的には、シャンソンに詳しくないですが、「ピアノの弾き語り」という私との共通点があります。シンプルなピアノ演奏だけで世界観をつくり上げている方なので、今回どのようなライブをされるのか、私自身も見る側としてすごく楽しみですね。
ジュリエット・アルマネは14歳から作曲を始め、奥さんは17歳から曲づくりを始めたとお聞きしました。当時から代名詞の失恋ソングが多かったのですか?
ハハハハ、確かに当時から失恋ソングとか切ない曲がやっぱり多かったかなっ。私がなぜ曲をつくるかといったら、人には言えない自分の気持ちを曲にして吐き出したいからです。自分の体験したことや恋の歌が多いのは、昔から変わらないですね。
今回のコンサートの見どころを教えてください。
彼女と1曲、コラボします。何を歌うか未定ですが、日本の皆さんも知っているシャンソンの名曲を合せて歌います。私の出演する時間の曲目は、アニメ映画「時をかける少女」が現地でも上映されていたから、主題歌「ガーネット」は外せないです! ほかはまだ決めてませんが、フランス人の方々の割合が多いので、歌詞よりメロディーで聴いてもらう視点で選びたいと思います。ただ…私の場合、歌詞が大事というか、今まで“奥華子は歌詞で聴いてもらっていた”部分が大きかったので、今回は言葉が(外国人の方に)伝わらないことへの挑戦だと考えていますね。
最後にコンサートへ来られる方へメッセージを!
どういうコンサートになるのか、私自身もまだ想像できてません。ただ、彼女はグランドピアノ一本の弾き語り、私もピアノ弾き語りでずっとコンサートをやってきました。ピアノ一本だからこそ表現できるものがあるので、国を越えて楽しんでもらえるように頑張ります。「言葉の壁を音楽は越えられる」という期待はあります(笑)。
小林智明