日本マクドナルド株式会社は、4月25日から都内13店舗で“新世代デザイン”のマクドナルドをオープンすることを発表した。テーマは“心地よく洗練された空間の提供”。フランス人デザイナーであるフィリップ・アバンズィ氏が指揮したデザインで、同店のトレードマークでもあった赤の看板も、シック黒の看板にチェンジされた。
もっとも特徴的なのは、その内装。店舗によりイメージを変え、「クオリテ」、「エッジ」、「フード」、「フレッシュ」、「エクストリーム」の5種類のデザイン名の内観となった。
柔らかな素材感の風合いを生かした新世代デザイン店舗のスタンダード「クオリテ」は、「渋谷東映プラザ店」や「渋谷センター街店」、「麻布十番店」など5店で見られる。柔らかなレタスの写真など、鮮やかな壁に、落ち着いたカラーの壁や天井でゆったりとした雰囲気。友人同士やカップル、ビジネスなど、さまざまな客層に配慮されたシートも特徴だ。
ビジネスマン・ビジネスウーマンを意識し、少し大人の雰囲気の「エッジ」は、「永田町店」や「六本木東店」などのビジネス街の店舗に使用。アースカラーの店内は、目に入るすべての色調が暖かく穏やかで、ディスカッションにも活用できる。ベンチスタイルのコンテンポラリーな家具と、木調ブラインドの現代っぽさにも注目して。
鮮やかで茶目っ気の効いた壁面のグラフィックが目を引く「フード」は「渋谷店」、「南青山店」などで見られる。子供も楽しめる店舗デザインは、机・椅子のほか全ての装飾材が鮮やかな色彩で、店舗に入った瞬間ワクワクしそう。幅広い客層を想定し、活気あふれるデザインとなった。
カップルやファミリーにピッタリなのは「渋谷丸井店」の「フレッシュ」。瑞々しい野菜や新鮮な食材をイメージしたベジタブルカラーの店内は、ハッピーで生き生きとしたデザイン。楽しい買い物やデートの最中に立ち寄ってほしいとの願いから、施設内の店舗に採用されたデザインだ。
1番オシャレ!? グラフィティに彩られたアンティークレンガ調の壁面の「エクストリーム」は、「原宿竹下通り店」や「赤坂駅前店」の内装に。“ブルックリンのデザイナー達が集まる地元のカフェ”をイメージした店内は、刺激的でオシャレ。モノトーンに近いカラーで統一された家具も、ミッドセンチュリーに代表されるアメリカのアンティークテイストを感じさせる。最先端のデザインを感じたい人にオススメかも。
また、新デザイン店舗では、全国で発売される予定の新商品をひと足早く販売していくという。4月25日からは、店舗オープンを記念して、好評だった「テキサスバーガー」をはじめとする期間限定「Big America」シリーズを店舗につき各1種類ずつ発売。また、ゆったりとすわれる座席やサービス性の向上により、「ハンバーガー」が120円、「ビッグマック」が340円など、通常の首都圏価格より値上げした新価格体系になる。
そのほか、店舗のクルー(店員)のユニフォームも一新され、店内に流れるBGMも、店舗にあったものに変更されるなど、今までとは全く違う「新マクドナルド」。用途によって店舗を選び、まるでアートカフェにいるような感覚でデザインを見る…なんていう楽しみもできちゃいそうだ。【東京ウォーカー】