GXにまつわる73事業者が集結!ステージイベントも大盛況の「TOKYO GX ACTION MUSEUM」をレポート

東京ウォーカー(全国版)

東京都は、2035年に2000年比で温室効果ガス排出量60%以上の削減および2050年「ゼロエミッション東京」の実現に向けたプロジェクト「TOKYO GX ACTION」の一環として、2026年7月25日、7月26日の2日間、東京ビッグサイトにて大規模体験型イベント「TOKYO GX ACTION MUSEUM」を開催した。

さらにグランドフィナーレでは、出演者や出展事業者の「GXへの思い」について記入したメッセージフラッグも披露された。

大盛況にて終了した「TOKYO GX ACTION MUSEUM」をレポート


<イベントについて>
「一人ひとりの“好き”からはじまる、GX ACTION」をテーマに、「LAB」「DRIVE」「ART&FASHION」「FOOD」「STAGE」の5つの体験ゾーンを展開し、来場者自身が音楽、食、ファッション、モビリティ、最新テクノロジーなど、日常の“好き”を入口に、未来につながるアクションを自然に体験できるイベント。

また、GXにつながる商品やサービスを展開する73事業者が出展し、このうち29事業者が商品やサービスがどのようにGX ACTIONにつながるのかを、脱炭素効果を可視化する指標「デカボスコア」(※1)を用いて紹介。全21件のワークショップも開催されたほか、来場者が参加可能な電気自動車の試乗ブースや、注目アーティストのスペシャルLiveステージなどで会場全体を盛り上げ、大盛況のうちに幕を閉じた。来場者からは、「環境問題・GXの理解が進んだ、興味を持った」「アーティストも楽しめてGXの理解も進んだ」「GXを実現するための選択肢を知ることができた」といった感想が多く聞かれた。

※1:商品やサービスにおけるCO2排出量の削減率をスコア化した指標

「TOKYO GX ACTION MUSEUM」オープニングセレモニー。「好き」から始めるGXをテーマに、楽しみ方を紹介

オープニングセレモニーの様子

7月25日に行われたオープニングセレモニーでは、ゲストとしてSWEET STEADYの音井結衣さん、塩川莉世さん、白石まゆみさん、DECA!BEATの岡村美波さん、弓桁朱琴さん、J-WAVE「GURU GURU!」より松井ケムリさん(令和ロマン)、福留光帆さんが登壇。

「好き」から始めるGXをテーマにしたトークセッションでは、松井ケムリさんと福留さんが軽快な掛け合いで会場を沸かせたほか、ゲスト陣が会場内「5つのZONE」の見どころを紹介。最新テクノロジーへの期待や、「DECA!BEATのTシャツは、サトウキビのでんぷんから作られている」などグッズに隠されたエコな秘密をユーモアを交えて語り、来場者へGXの魅力を存分にアピールし、イベントの幕開けを華やかに彩った。

登壇者全員が「GXへの思い」をメッセージフラッグに記入して「GX ACTION」を宣言

GXへの思いを「メッセージフラッグ」へ記入する特別企画を実施

セレモニー終盤には、登壇者全員がGXへの思いを「メッセージフラッグ」へ記入する特別企画を実施。「デカボでいい時代にする(岡村さん)」「マイボトルを持ち歩く(音井さん)」「地産地消で野菜を食べます!(松井さん)」など、ゲスト陣から日々の生活のなかで実践できるさまざまな「デカボアクション」が宣言され、来場者へ「好きから始めるGX」の第一歩を呼びかけた。

Zone1 GX LAB:GXにまつわるテクノロジーが集結、石鹸作りなど楽しみながら学ぶ

(写真左の2枚)石鹸作りワークショップの様子。(写真右)「蓄電コンクリート」展示に興味を示す来場者

製造・素材・エネルギー・ライフスタイルなど幅広い分野の企業・団体が出展した「GX LAB」では、GX ACTIONの取り組みや最先端のGXテクノロジーを、展示やワークショップを通じて紹介。曾澤高圧コンクリート株式会社の、電気を蓄える「蓄電コンクリート」の展示をはじめ、アールイー株式会社による廃食用油を活用した石鹸作りワークショップなど、未来の技術から身近な資源循環まで幅広い体験コンテンツが展開された。来場者からは、蓄電によって暖かくなるコンクリートに驚く声が上がったほか、「住宅の建材にも取り入れられそう」といった声も聞かれ、GX技術を身近な暮らしと結び付けて捉える様子が見られた。また、石鹸作りワークショップでは、「最初は柔らかいんだね。楽しい」といった声も聞かれ、“楽しい体験”を入り口にGXを学ぶ来場者の姿が見られた。

Zone2 GX DRIVE:EV・水素モビリティが集結、未来の移動を体感

(写真左の2枚)VR防災体験の様子。(写真右)ワークショップでクイズに回答する参加者

未来を担うモビリティ体感ゾーン「GX DRIVE」では、電気自動車をはじめ、水素燃料電池フォークリフトやEV消防ポンプ自動車、環境負荷の低い多彩なモビリティを展示。また、マツダ株式会社といすゞ自動車株式会社による「地球にやさしい燃料」をテーマにしたクイズ形式のワークショップや、一部車両の試乗、VR防災体験などを実施し、日常の移動とGXを結び付けて考える機会を提供した。

来場者からは、「“今のもの”から“ちょっと先のもの”まで見ることができて興味深かった」といった声が上がったほか、「普段乗れない乗り物に乗れて楽しかった」といった感想も聞かれ、楽しみながら未来のモビリティやGXについて考えるきっかけになっていた。

Zone3 GX ART&FASHION:アップサイクル製品や廃材で作るワークショップなどを展開

(写真左から)GXカルタ作りの様子。目薬ボトルを再利用したサングラスの展示

「GX ART&FASHION」では、エシカルファッションやアップサイクル製品、廃材・素材を活用したアイテムなど、GXにつながる商品やサービスを展示。

株式会社博報堂プロダクツでは、親子で楽しみながら実践できるGXをテーマに、オリジナルのカルタ作り・カルタ遊びのワークショップや、親子目線で開発したサステナブルプロダクトが紹介され、親子連れが多数訪れた。アイフォースリー合同会社では、廃棄予定の目薬ボトルを再利用したサングラスに加え、目薬・化粧品のプラスチック容器を粉砕した材料を使ったアクセサリーパーツ作りも実施し、材料の意外性に驚きの声が上がった。ファッションやアート、日用品を通じてGXを身近に体感できるコンテンツを展開。来場者からは「企業の名前は知っていても、GXに関する取り組みをしているとは知らなかった」といった声も聞かれ、身近な商品やサービスを通じて企業のGXへの取り組みを知るきっかけとなった。

Zone4 GX FOOD:身近な「食」からGXを考える!大好評のGXラーメンストリート!

(写真左から)染み抜き体験の様子。「おから」のアップサイクル製品

「GX FOOD」では、サステナブルな食品・飲料に関する企業・団体が出展し、食を通じてGXを学び、体験できる展示やコンテンツを展開。株式会社オカラテクノロジズは、「おから」をおいしくアップサイクルした製品を展示・販売。「おから自体は知っていたが、GXにつながっていることに気づいていなかった。栄養価も高くてよいと思う」といった来場者の声が聞かれ、身近な食材を通じてGXを体感できる機会となっていた。

オタフクソース株式会社と株式会社白洋舎は、食品ロス削減と衣類を長く着る工夫をテーマに、「染み抜き×冷蔵庫の材料でできるお好み焼き」の体験コンテンツを実施。また、森永乳業株式会社はプラスチック使用量を16%以上削減し、使いやすくなった「ビヒダスヨーグルト」を紹介したほか、常温保存可能な牛乳のプレゼントなどを実施した。加えて、「森永乳業健幸サポート栄養士セミナー『腸活で健やかな毎日を』」と題したワークショップも開催され、多くの来場者の関心を集めた。

GXラーメンストリート produced by 熱狂ラーメン祭

(写真左から)ラーメンストリートの様子。フィルムをはがして分別できる容器

人気ラーメン店8店舗が出店した「ラーメンストリート」では、環境に配慮した食材やトッピング、エコ容器を使用した「TOKYO GX ACTION MUSEUM」限定メニューを提供。サステナブルな食の最前線が集まる人気エリアとなり、多くの来場者でにぎわいを見せた。使用した容器は、食後にフィルムをはがして分別・リサイクルできる仕様になっており、「おいしかった!」といった声に加え、子どもからは「フィルムをはがすのが楽しかった」といった感想も聞かれた。食を楽しみながら、身近なGXアクションを体験する機会となった。

Zone5 GX STAGE:SWEET STEADY・DECA!BEATが熱演、エンターテインメントでGXを発信

会期中は、SWEET STEADYやDECA!BEATのライブ、J-WAVEの公開収録、デカボチャレンジ決勝戦など、GXを身近に感じられる多彩なステージプログラムを実施。7月25日の「SWEET STEADY」のステージでは人気楽曲のパフォーマンスで会場が一体となったほか、MCではメンバー全員で「メッセージフラッグ」へGX ACTIONの宣言を記入し思いを発信。翌7月26日の「DECA!BEAT」のステージでは、代表曲「ワッチャ☆フューチャー」の披露に加え、「デカボ 格付けバトル!!!」を実施。体験型クイズを通して日常生活で実践できる身近なGX ACTIONを楽しく発信した。

SWEET STEADY(7月25日に出演)

DECA!BEAT(7月26日に出演)


J-WAVE特別公開収録を実施

7月25日には、ラジオ局J-WAVEの特別公開収録「GURU GURU!」COLLABORATION STAGEを実施。水曜ナビゲーターの福留光帆さんと松井ケムリさんがMCを務め、東京ホテイソン、ザ・マミィ、かけおち、イチゴがゲストとして出演。ネタ披露や大喜利など、イベント限定のステージを展開し、会場を大いに盛り上げた。

また、7月26日には、J-WAVEのポッドキャスト番組「offの日、どっちっち?」のスペシャル公開収録を実施。ゲストに小澤征悦さん、大塚 愛さんを迎え、日常生活のなかにある脱炭素アクションを「デカボ(脱炭素)」の視点で紹介。プライベートにまつわるトークを交えながら、サステナブルなライフスタイルについて考えるトークセッションが展開された。

GURU GURU!

offの日、どっちっち?


企業と学生が共創する「デカボチャレンジ~TOKYO GX ACTIONスペシャル~」を開催

7月25日には、企業と学生が共創するビジネスコンテスト「デカボチャレンジ~TOKYO GX ACTIONスペシャル~」を開催。同コンテストは、2026年春に開催した「デカボチャレンジ2026春」の参加者による継続企画として実施。学生4チームが「東京の若者がワクワクしながら参加できる新しいGXアクション」をテーマにプロモーション戦略を提案した。

審査の結果、「施策のインパクト」「フィジビリティ」「顧客視点」「ユニークネス」「意思」の5つの観点から、「ミツバチを通じてGXを自分ゴト化し、小さなことから変えていく」を提案したCチームがグランプリを受賞。来場者投票によるオーディエンス大賞には、「人とお店をつなげてワクワクを追求、気づけばGXに」「フェスでごみ削減GX」などを提案したDチームが選ばれた。

審査員を務めたEarth hacks株式会社 代表取締役社長CEOの関根澄人さんは、「約4カ月にわたる取り組みの成果がどのチームの企画にも表れていた」と講評。「今日がゴールではなくスタート。今日をきっかけに、一人ひとりがGXアクションを日常のなかで続け、その輪を広げてほしい」と参加学生や来場者へ呼びかけた。

デカボチャレンジ~TOKYO GX ACTIONスペシャル~


DECA!BEATとともに2日間のステージを締めくくるグランドフィナーレ

最終日は、DECA!BEATとともに「グランドフィナーレ」を実施。2日間の会場の様子をまとめたダイジェストムービーの上映や感想トークに加え、東京都の𠮷村恵一産業労働局長によるあいさつ、「GXメッセージフラッグ」の引き継ぎセレモニーが行われた。

DECA!BEATのメンバーは、「大人から子どもまで楽しんでいる姿を見ることができてうれしかった。これからもDECA!BEATとして脱炭素の輪を世界に広げていきたい。」と2日間を振り返った。

続いて、2日間ステージを盛り上げた出演者や出展事業者からのGXアクション宣言で埋め尽くされた「メッセージフラッグ」をDECA!BEATのメンバーから𠮷村局長へ贈呈。𠮷村局長は、「グリーントランスフォーメーション。これは私たちが目指す未来です。モビリティやエネルギー、フード、ファッションなど、さまざまな分野で新しい技術や取り組みが進んでいますが、開発する人だけでなく、一人ひとりがアクションを起こし、ともに未来をつくっていくことが『TOKYO GX ACTION』に込めた想いです。イベントをきっかけに、明日から一人ひとりがアクションを起こし、明るい未来を切り拓いていきましょう」と述べ、最後は出演者とステージ観覧者全員での「TOKYO GX アクション!」の掛け声で締めくくった。

2日間のステージを締めくくるグランドフィナーレ


FORMULA E × TOKYO GX ACTION FAN VILLAGE

ABB FIAフォーミュラE世界選手権の東京大会「2026 TDK Tokyo E-Prix」の「FORMULA E × TOKYO GX ACTION FAN VILLAGE」では、レース観戦の合間にも楽しめる体験型コンテンツを展開。

Liveビューイングやレーシングシミュレーター、EVカートなどに加え、「Recharge Garden powered by TOKYO GX ACTION」では、廃タイヤを活用した充電テーブルや再生素材を使用した家具・カーペットなどを設置し、「フォーミュラEとGX ACTIONの融合」を表現した空間を演出。さらに、ペダル発電レースや展示パネルなどを通じて、来場者は楽しみながらGXを体験した。

体験型コンテンツを展開


そのほかにも、数多くの未来につながるアクションを楽しく体験する姿が会場中で見られた。

イベント当日の様子

イベント当日の様子


「TOKYO GX ACTION MUSEUM」について

「好き」をきっかけにGX ACTIONへ触れられる体験型イベント。食、ファッション、モビリティ、テクノロジーなど、暮らしに身近な興味・関心を通じて、最新のGX技術やサービスの展示、ワークショップ、ステージコンテンツなどを楽しみながら体験できる場。

<実施概要>
名称:TOKYO GX ACTION MUSEUM
開催日程:2026年7月25日、7月26日
開催時間:11時〜20時
会場:東京ビッグサイト 西1〜4ホール、アトリウム
アクセス:りんかい線 国際展示場駅から徒歩約7分/ゆりかもめ 東京ビッグサイト駅から徒歩約3分
入場料:無料

「TOKYO GX ACTION」について

<キーメッセージ>
「かえていこう。エネルギーと東京の未来を。」

<目的>
2035年までに2000年比で温室効果ガス排出量60%以上の削減および2050年「ゼロエミッション東京」の実現に向け、化石燃料からクリーンエネルギー中心の社会へと転換するGXの取り組みを加速させていく。「TOKYO GX ACTION」は、都民一人ひとりがGXを理解し、行動を変えていくことを目指し、年間を通じて最新のGX技術などを広く発信していくためのプロジェクト。

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