肉好きの夢!? スゴ腕ブレンダーが作る“マイ焼肉のタレ”とは?

東京ウォーカー(全国版)

“マイ七味”など自分流の調味料にこだわる人も増えているが、ついに究極ともいえるカスタマイズ調味料を発見! 日本食研がこの夏、自分だけの“マイ焼肉のたれ”を作ってくれる企画を開催するというのだ。しかも、実際に商品を開発している“スゴ腕調味料ブレンダー”が、約50種類の原料から“自分だけの味”をブレンドしてくれるというではないか。早速記者は、人生初の“マイ焼肉のたれ”を求め、本社のある愛媛県今治市へ飛んだ。

日ごろお世話になっている「焼肉のたれ」だが、それが自分だけの味になるなんて肉好きには胸躍る話。一体どうやって作るのかと思いきや、いくつものキッチンが並ぶ調理室で待っていたのは、商品開発部の細見拓雅(ほそみひろただ)さん。日本食研の新商品「焼肉のたれ 宮殿」を開発したスーパーエースだ。この細見さんが、今回記念すべき“東京ウォーカー焼肉のたれ”を作ってくれるという。

早速「夏に向けて、ピリ辛で元気が出るようなガッツリ系をお願いします!」とリクエストすると、細見さんは間髪入れず調合スタート。どんな風に作るのかと思っていたら、その光景がスゴい! オープンキッチン全面に、約50種類の原料がずら〜っと並んでいるのだ。例えば、味噌一つとっても、味噌A、味噌Bなど5種類以上はあるし、オニオンも、生のものから、焼いたもの、エキスだけ抽出したものなど一見したところ違いが分からないものまで様々。すべて味・風味・香りが異なるそうで、これらをコンマ単位で調合していくというから恐れ入る。その中から、醤油A、味噌A、コチュジャン、ニンニクA、オニオンA、洋ナシ果汁…と、周りがついていけない早業でどんどん調味料を計ってブレンドしていく細見さん。その数20種類以上、しかも調合中は一切味見をしないのがまたスゴい! たった15分ほどで“東京ウォーカープレゼンツ・夏のガッツリ焼肉のたれ”が完成した。

何しろ世界でたった一つのオリジナルのたれ。わが子のように愛でながら、誰よりも早く一口パクリ…。その味はというと、出来立てのたれは約80℃あり結構アツアツ。それぞれの味がはっきり出ていながらもちょっと薄め? というのが正直な感想だ。「こんなものなのかな〜」と思っていたが、時間が経ち冷めてきたらこれがびっくり! それぞれの味が馴染み合い、濃厚な味わいに変化するのだ。しかもリクエスト通り、辛さも舌にピリッと来るしニンニクの旨みも後からずっしりと感じられてかなりウマい。「今回は一発勝負なんで…」と細見さんは謙遜するが、即興でこの完成度はさすがの一言だ。

「冷めたときを想定してブレンドしていくんです。通常は一つの商品が完成するまでに100回を越える試食テストを行うこともあるんですよ。ちなみに、『焼肉のたれ 宮殿』は、完成までに1年かかりましたね」と細見さん。う〜ん、ブレンダーの仕事って、細かくて根気のいる仕事なんですね…。

市販されている「焼肉のたれ 宮殿」に比べれば完成度は劣るかも知れないが、この世に二つとない“オリジナル焼肉のたれ”で食べる焼肉は、今まで食べた焼肉の中で一番おいしかった。承諾書にサインすれば持ち帰りも可能なので、味にうるさい人にも家族にもオススメの企画だ。参加方法は、日本食研が実施している「宮殿へ行こう!キャンペーン」のクイズに答えて応募するだけ。当選者の中から抽選で20組40名に無料で、工場見学や“オリジナル焼肉のたれ”手作り体験・試食のツアーが当たるので、興味のある人は、早速応募してみて! 【東京ウォーカー】

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