「ブルーイ」という青いイヌが主人公のアニメをご存じだろうか。
オーストラリアで生まれたこのアニメは、世界中で高い支持を得ており、日本でもアニメ放送されている。かわいらしいキャラクターはもちろん、等身大ながらほっこりするストーリーが描かれており、子供だけでなく親世代にもファンが多い。
神戸の街を『ブルーイ』が走り回っている理由
そんな人気キャラが今、神戸市の街を駆け巡っている。地下鉄海岸線のラッピング電車「ブルーイ号」だ。内装までアニメの世界観で装飾され、親子で楽しめる仕様になっている。
なぜ神戸市が海外アニメと組むのか? 理由は「40年越しの姉妹都市提携」にある。神戸市とブルーイの舞台であるブリスベン市は1985年から姉妹都市。
その縁で、神戸市はおでかけがもっと楽しくなるきっかけづくりとして、「ブルーイ号」の運行を開始した。車内では、ブルーイの人気エピソードの一場面が再現されているほか、市内の親子で一緒におでかけしたくなる場所や、おでかけにも優しい支援などを紹介している。
さらに、沿線にある神戸市の無料で利用できる子どもの遊び場「こべっこランド」ではフォトスポットが設置されたほか、『ブルーイ』制作会社から寄贈された神戸市民の花「あじさい」を描いた特別イラストが飾られている。
長年の行政交流を「コンテンツを使った子育て支援、街の賑わいづくり」へと昇華させているのだ。
「ゴミ収集車」までラッピングしたワケ
この取り組みの真骨頂は、各区に1台ずつ「ブルーイのゴミ収集車」を走らせた点にある。
本国オーストラリアには「街をきれいにしてくれる収集スタッフに感謝を伝える」文化があり、『ブルーイ』のアニメでも描かれている。神戸市はキャラのかわいさだけでなく「エッセンシャルワーカーへの感謝」という文化も施策に反映させているのだ。
市民からの反響
8月27日に「こべっこランド」で行った、スペシャルごみ収集車の展示やごみ収集について楽しく学べるイベントには、『ブルーイ』をきっかけとして多くの参加者が集まったという。
40年の国際交流が生んだ、ちょっと特別なコラボレーション。今日も『ブルーイ』は神戸の街を走り続ける。
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。