子宮内膜症や右耳難聴といった自身の体験談や、母親の介護と看取りを描いた漫画で大きな反響を呼んできたキクチ(
@kkc_ayn
)さん。
母を見送ってから約2年、今度は父親の介護と向き合う日々を綴ったコミックエッセイ『父が全裸で倒れてた。』より、今回はインフルエンザからの回復直後に父の病名を知らされる第20話のエピソードを紹介。当時の葛藤や不安についてキクチさんに話を伺った。
インフルエンザ療養中の危機! オムツ不足を救ってくれた親戚との絆
年末にインフルエンザに感染してしまったキクチさん。面会禁止の年末年始だったため休養に専念できたものの、入院中の父が必要とするオムツなどの消耗品が不足する緊急事態に見舞われる。
同居する夫も濃厚接触者となり身動きが取れない中、頼ったのは母方の親戚だった。
「正月明け早々に頼むのが申し訳なく躊躇しましたが、他に頼れる人がおらず思い切って相談しました。日頃からLINEグループで病状を共有していたこともあり、快く引き受けてくれて本当に助かりました」と当時を振り返る。
告知された「珍しいリンパ腫」。不安を打ち消した主治医の言葉と新しい治療法
回復後、病院を訪れたキクチさんは主治医から「父が珍しいタイプの悪性リンパ腫である」と告げられる。「症例や治療法が少ないのではないか」と一瞬不安がよぎったキクチさんだったが、主治医の言葉が救いとなった。
「先生から『最近、新しい治療も開発されたから』と希望の持てる情報をいただきました。帰宅後に自分でも調べ、新治療の存在と効果を知ったことで、少し前向きな気持ちになれました」
両親の介護という重い現実に直面しながらも、周囲の支えや医療の進歩に希望を見出し進んでいく本作。同じように家族の介護や病気に悩む多くの読者の心に寄り添うエピソードとなっている。
■取材協力:キクチ(@kkc_ayn)
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