郵便配達員「こんなところに顔のシミなんてあったか?」→毎日少しずつ玄関へ近づく壁の不気味な正体

東京ウォーカー(全国版)

え?見間違いか!?送達ねこ(@jinjanosandou)

現役の郵便局員が経験した不思議な話や怖い話を、送達ねこさん(@jinjanosandou)が漫画化した『郵便屋が集めた奇談』。今回は配達員・Iさんが配達先で出合った奇妙な“シミ”にまつわる恐怖体験『壁貌』を紹介し、送達ねこさんに話を聞いた。

【郵便屋が集めた奇談】『壁貌』F支店のI君の話を読む


迫りくる不気味なシミ

細い路地の奥に、配達先はあった送達ねこ(@jinjanosandou)

壁貌_P03送達ねこ(@jinjanosandou)

移動してるのか?送達ねこ(@jinjanosandou)


入り組んだ路地の先にあるIさんの配達先には、寝たきりのおばあさんと家族が暮らしていた。ある日、Iさんは路地の壁に人の顔のようなシミがあることに気づく。それは妙にリアルで、自然現象でできるものには思えなかった。

さらに翌日、「壁の顔」は移動していた。そして次の日には明らかに玄関前まで迫っていたのである。その後、この家を巻き込んで騒動が起き、玄関には「忌中」の札がかけられることになる。目を離した一瞬のすきに顔が消えていた場面について、送達ねこさんは「ゾッとしますよね。直後にこのお宅でご不幸があったといいますから、家族の『死』を知らせる前兆のような何かだったのか…」と語る。

配達員たちの職業意識


「壁の顔」の正体について送達ねこさんは、伝承にある「死神」のように、昔からこの世でははかり知れない存在があると人々は考えてきたのかもしれないと推測しつつ、「正体を言いきるのは難しい」と話す。

この事件以降、Iさんは路地で壁を見てしまう癖がついたという。奇妙な現象に遭った配達員はしばらく記憶にとらわれるようだ。しかし、送達ねこさんは「配達員にとっては時間指定に間に合わないなどの配達上のトラブルのほうが圧倒的に怖い」と明かす。Iさんの癖についても、怪異に恐れたというより「大切な郵便を預かっているので、周囲に気を配ろう」という職業意識の現れかもしれないと分析した。

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取材協力:送達ねこ(@jinjanosandou)

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