近年、ただ横になるだけでなく「着るもの」や「ツール」で積極的に疲れをケアするような、「休む」ことへの能動性が高まり、リカバリーウェアの市場も多様化を見せている。そんななか、業界で大きな存在感を示しているのがワークマンだ。
2026年9月8日に行われた「WORKMAN 2026 秋冬 新製品発表会」では、同社が注力するリカバリーウェア「MEDiHEAL(R)」(メディヒール)の最新販売計画と、機能を拡張した2026年秋冬の新製品が発表された。
需要急増を受け、販売計画を「3400万着」に上方修正
今年2月、ワークマンは「メディヒール」を2026年中に2100万着販売する計画を発表していた。しかし想定を上回る需要が続き、大幅な増産を行ったものの店頭で欠品が発生。これを受け、秋冬の需要ピークを見据えて最新の販売計画を約1.6倍となる3400万着・500億円へと引き上げた。
「高機能」を求める声に応えた最上位モデル
拡大の一方で、消費者からは低価格に加えて「より高い機能性」を求める声も届くようになったという。そこで2026年秋冬は、低価格帯を維持しつつ、高機能ニーズに応える最上位モデル「MEDiHEAL COSMOS(メディヒールコスモス)」を投入。
従来の機能に加え、表面には綿100%の生地を採用して寝汗の吸湿性を向上。寝返り時の着圧ストレスを軽減する設計を施した。実際に着てベッドで横になってみたが、さらっとした肌触りと軽さが魅力的でそのままいい夢が見られそうだった。
さらに、NASA向けに開発された温度調節技術「Outlast(R)」(アウトラスト)を採用。暑いときは熱を吸収し、寒いときは放出することで衣服内の温度変化を緩和する。
会場で話を聞いたワークマンの担当者は、「店頭での展開は始まっていますが、生地感からも秋冬が本番。この素材の組み合わせでこの価格設定を出せるのは、かなりすごいこと」と明かしてくれた。
「休むとき」から「働くとき」へ
「MEDiHEAL COSMOS」(メディヒールコスモス)の価格は長袖シャツ・ロングパンツがそれぞれ2900円。上下をそろえても6000円以内に収まる設定で、初年度は314万点・83億円の販売を計画している。
また2026年秋冬は、リカバリーウェアの着用シーンを「休むとき」から「働くとき」へと拡張。業界初となる“働きながら疲労回復”を目指すワークウェアをはじめ、秋冬インナーやレディースパジャマ、小物など新製品37アイテムを順次展開していく予定だ。
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