子ども時代にやったことがある人も多いであろう「こっくりさん」。手軽さゆえに流行したが、実はただの遊びではなく、明治時代以降に広まった降霊術の一種といわれている。今回は、そんなこっくりさんの決して破ってはいけない2つの掟を描いたホラー漫画『鬼の居る間にわたしたちは』の第4話を紹介するとともに、作者の三ノ輪ブン子さん(@minowabunko)に話を聞いた。
掟を破った代償
主人公の女子高生・螢は怪異が見える特異体質だった。極力見えないふりをしてきた螢だったが、ある日転校してきたあざみの肩に凶悪な怪異が取り憑いているのを目撃する。あざみは憑かれやすく、特に霊力の高い怪異を引き寄せる傾向にあったのだ。あざみには怪異は見えなかったが、なぜか螢と手をつないでいる間だけ見えるようになることに気がつく。その事件をきっかけに2人は仲良くなった。本作の第4話では、こっくりさんの掟を破ったことで起こる事象が描かれている。
三ノ輪さんに自身のこっくりさんの思い出を聞くと、「小学生のころにやったことがあるが、そのときは明らかに力を入れているであろう人の指の爪が白くなっていたことをとても覚えている(笑)」と振り返る。それでも「やってみよう!」と話が出たときは、本当に勝手にコインが動くのではないかと結構怖くてドキドキして楽しかったそうだ。
今後の作品展開
本作を描いた三ノ輪さんはホラー漫画や都市伝説系の漫画を得意とし、現在は本格ホラー&コメディ『超ビビりな配信者でも編集しちゃえば怖くない説~ラブマツと巡る都市伝説ぶっ壊しツアー~』を連載中だ。『鬼の居る間にわたしたちは』は現在閉鎖した漫画アプリで連載しており、この第4話が最後の掲載話となった。
続きの予定について三ノ輪さんは、「第8話までの構成は考えていたので続きを描いてみたい気持ちはある」としつつも、「第4話を描いてから時間が経って自分の絵柄が変わってしまったため難しい。自分の価値観や考え方も昔から変わってしまい、今続きを描いたらだいぶ変わってしまうかもしれないので、今のところはこのままにしておく予定」と明かした。ただ、百合もホラーも大好きなので、またこうした話をつくってみたいと語る。
本作は「テケテケ」や東北の「ムカサリ絵馬」などを扱った1話完結の短編ホラーだ。三ノ輪さんの別作品である『ただのうわさです』もおすすめだ。
取材協力:三ノ輪ブン子(@minowabunko)
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