外ではしっかり者だけど…娘はADHDかも!? 疑いを持つ母に「本気で言ってるんですか?」学校担任の言葉が刺さる

東京ウォーカー(全国版)

家でのサユミの様子を知らない担任の先生には、発達障害を疑う母の気持ちを理解してもらえない…。画像提供:早乃あかりさん

娘の様子から「ADHDなのでは?」と疑い始めた母親の実体験を描いた、早乃あかり( @akari__essaycomic )さんのブログ漫画「娘のADHD疑惑・検査診断していない理由」。今回は23~27話を紹介するとともに、娘のサユミさんが発達検査を受けた当時の心境について作者に話を聞いた。

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「本気で言ってるんですか?」担任の言葉に揺れる母

『娘のADHD疑惑・検査診断していない理由』23-1画像提供:早乃あかりさん

『娘のADHD疑惑・検査診断していない理由』23-2画像提供:早乃あかりさん

23-3画像提供:早乃あかりさん

サユミさんがADHDに関する検査を受けるには、学校からの調査書類が必要だった。面談のタイミングで担任の先生に「検査をしてみようと考えているんです」と相談したところ、返ってきたのは「本気で言ってるんですか?」という言葉。まるで自分の考えすぎだと言われているように感じたという。

検査当日、病院で説明を受けた早乃あかりさん。サユミさんはWISC(知能検査)を受けることになった。学校の成績がよかったことから、ADHDと診断されることはないだろうと考えていた。そして検査を前に、「本当は診断されたくない」「サユミを発達障害にしたくない」という、自分の奥底にあった本音に気づく。

「何も問題ありません」にホッとした母

検査の結果は、予想していた通り「何も問題ありません」というものだった。早乃あかりさんは安堵する一方、「なんで検査しようと思っていたんだっけ?」という気持ちにもなったという。

家では「ゴミを放り出しておかないで!」などと注意することも多く、あんなに育てにくいと感じていた。それでも、検査で問題がないと診断されたことで、自分が抱いていた疑問との間に戸惑いが生まれた。当時のサユミさんは、学校と家でどのような違いがあったのだろうか。

「基本的には、明るく楽しそうな様子は学校でも家でも変わりませんでした。これは女の子によくあることかもしれませんが、いわゆる『外ではしっかり者、家では気が抜ける』タイプだったと思います。家では面倒くさがりで手伝いもせず、スマホやゲーム三昧だったけど、学校ではやるべきことはきちんとこなし、人をまとめる力もありました」

6〜7年後、母自身の受け止め方も変化

発達検査で問題がないと診断された当時について、早乃あかりさんは「6〜7年前の当時は『ホッとした』という気持ちが一番でした」と振り返る。「今振り返ると、私自身の中に発達障害に対する偏見が少なからずあったのだと思います。でも、本来は診断がどうであれ、サユミがサユミであることに変わりはありません」

その後、自身が発達特性について学ぶ中で、娘に対する見方も少しずつ変わっていった。「『サユミにはADHDの気質があるのかもしれない』と、自然に受け止められるようになりました」

検査結果をきっかけに、娘の特性だけでなく、自分自身の中にあった思いとも向き合うことになった早乃あかりさん。子育ての中で感じる戸惑いや葛藤を率直に描いた本作は、さまざまなことを考えるきっかけになりそうだ。

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■取材協力:早乃あかり(@akari238ffm)

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