近年、アートの世界で注目を集めている「イマーシブミュージアム」。「イマーシブ(immersive)」とは「没入感のある」「没入型の」といった意味。イマーシブミュージアムは作品を眺めて鑑賞するだけではなく、巨大な映像や音、香りなどに包まれながら、まるで作品の世界に入り込んだような感覚を楽しめる体験型のアート空間だ。
そんなイマーシブミュージアムを世界各地で展開する韓国発のデジタルアート&デザイン企業「d'strict(ディストリクト)」による「Arte Museum(アルテミュージアム)」が、ついに日本へ初上陸。2026年11月18日(水)、愛知県知多市の新舞子に「Arte Museum Nagoya(アルテミュージアムナゴヤ)」がグランドオープンする。
日本初上陸!全17空間で没入型アートを体験
世界で9館目のArte Museumで日本初の拠点となる「Arte Museum Nagoya」は、建物面積約5000平方メートル。館内には17の没入型アートスペースが設けられ、18作品が展開される。
大きな特徴となるのが、その土地ならではの自然や文化を作品に取り入れる「Arte Museum」のスタイルだ。名古屋では、名古屋の自然や歴史をはじめ、地域の祭りや神社、日本特有の「もののあはれ」といった感性に着想を得た作品が登場する。
なかでも注目したいのが、大型メディアアート空間「GARDEN」で公開される「THE LEGACY OF LIGHT:NAGOYA」。名古屋の自然と人々、伝統と技術が育んできた文化や歴史が、光と四季の移ろいによって描き出される。
館内では、天井から床までを覆うようなスケールの映像にサウンドが重なり、さらに作品ごとに調香された香りも加わる。目で見るだけではない、五感を使って作品の中へ入り込むようなアート体験を楽しめそうだ。
デジタルおみくじが楽しめるカフェも
館内には「CAFE dara」も併設。ここではオリジナルデザートと一緒に、デジタルおみくじという、アート施設らしいユニークな体験も用意される。
「Arte Museum Nagoya」は名鉄常滑線・新舞子駅から徒歩約3分とアクセスしやすいのもうれしい。営業時間は10時から20時までで、最終入場は18時30分。年中無休となる。
これまで絵画や彫刻を「鑑賞する」ものだった美術館とはひと味違い、自分自身が作品を構成する空間へ入り、全身でアートを感じられるイマーシブミュージアム。世界各地で多くの人を魅了してきた韓国発の新しいアート体験が、日本でどのような世界を見せてくれるのか注目したい。
韓国発、世界へ広がった「Arte Museum」とは?
「Arte Museum」を手がけるd'strictは、デジタルメディア技術を使って新たな空間体験を生み出してきた韓国発のデザイン&アートカンパニー。2004年の設立以来、多彩な映像コンテンツや空間演出を手がけている。
なかでも世界的に注目を集めた作品のひとつが、2020年に韓国・ソウルのCOEX K-POP SQUAREで公開されたパブリックメディアアート「WAVE」。巨大な波がガラスの壁に閉じ込められたかのように絶え間なく押し寄せる作品で、アナモルフィック・イリュージョンと呼ばれるデジタル技術によって現実の空間そのものを変えてしまうような表現が大きな注目を集めた。
同社が2020年、韓国・済州にオープンしたのが、没入型メディアアートの展示施設「Arte Museum」だ。テーマは「ETERNAL NATURE(永遠の自然)」。自然をモチーフにした映像を巨大な空間いっぱいに映し出し、サウンドや香りなども組み合わせることで、自然の世界そのものに入り込んだような体験を生み出している。
済州を皮切りに、韓国国内のほか、中国・成都、アメリカ・ラスベガス、UAE・ドバイ、アメリカ・ニューヨークなど世界へ進出。全世界での累計来場者数は1200万人を超えている。
Arte Museum Nagoya(アルテミュージアムナゴヤ)
住所:愛知県知多市新舞子字大瀬8-22
開業日:2026年11月18日(水)
営業時間:10時~20時(最終入場18時30)/年中無休
アクセス:名鉄常滑線「新舞子駅」から徒歩約3分
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