保育園での勤務経験を持つ漫画家・まえだ永吉(@eikiccy)さんがブログで公開し、ネットを中心に大きな反響を呼んでいる作品『保護者支援もアンタ達の仕事でしょ?』。
実体験をもとにフィクションを交えて描かれた本作は、保育の現場で直面するリアルな問題や、一部の保護者とのやりとりに潜む葛藤を鮮明に描き出している。
今回は、園のルールやマナーを軽視する保護者と、現場で子供の安全を守る保育士たちの苦悩を描いた本作のあらすじとともに、作者のまえだ永吉さんにお話を伺った。
「私も仕事で忙しい!」ルールを無視する母親と保育士たちの戸惑い
物語に登場するのは、息子の・はると君を園に通わせる母親の音喜多あいかさん。
彼女は開園時間前にもかかわらず「おはようございまーす!」と大声でやってくる。担任の先生が「開園の7時前は準備等もございますので……」と注意を促すも、「私だって仕事に行く準備で忙しいんです!」と逆上してしまう。
さらに、連絡帳には「19時頃お迎え」と書きながらも、実際には毎回19時を過ぎてからやってくる始末。仕事を優先するあまり園のルールを守らない両親の姿に、先生たちは幼いはると君の気持ちを思って心配を募らせていく。
発熱連絡でも繋がらない電話……職場で発覚した衝撃の事実
そんなある日、園で過ごしていたはると君が38.5度の発熱を起こしてしまう。
担任の多屋先生はすぐにあいかさんの携帯電話へ連絡を入れるが、何度かけても応答がない。緊急のため勤務先へ連絡を入れると、なんと「今日は休みです」との返答が。連絡が取れないどころか、仕事が休みであるにもかかわらず園に預けきりにしていた事実が発覚する。
父親へ連絡すると、大きなため息をつかれ「自分からも妻に連絡してみるので待ってほしい」と言われるばかり。19時を過ぎてようやく現れたあいかさんに、多屋先生がはると君の体調と職場に連絡した旨を伝えると、あいかさんは不機嫌そうに深いため息をつき、はると君を抱きかかえて去っていくのだった。
現場の困惑と、放置される子供の不安……現代の保育現場が抱える根深いテーマに、多くの読者から考えさせられる声が集まっている。
取材協力:まえだ永吉(@eikiccy)
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