神様へのお願いが「ほお袋」でいいの?ほお袋を手に入れたら人生が思わぬ方向に…奇想天外な物語に反響多数

東京ウォーカー(全国版)

「ハムガールの冒険」作:フィビ鳥

幼いころ、神様への願いごとで「ほお袋」を手に入れた少女。特に役立つわけでもないおまけのような特徴は、人生を左右する冒険の入り口だった――!?
 
フィビ鳥 (@fibi_dori) さんの創作漫画「ハムガールの冒険」は、ハムスターのようなほお袋を持つ少女の半生を辿る短編作品。ほかの人にはないほお袋を持て余す主人公と、そこに価値を見出してくれた恋人との出会いを描く……と思いきや、2人目の恋人はまさかの反政府組織の一員。読者の予想をことごとく裏切るジェットコースターのような展開と、主人公の数奇な運命に、X(旧:Twitter)上で8.9万件を超えるいいねが寄せられた作品だ。

読者から「すごいとしか言えない」「長い夢を見たときに似ている」「どこまでも不思議なお話」と大きな反響を呼んだ同作。少年ジャンプ+で読切「嘘つき大工と神様の木」を発表するなど精力的な作品発表を続ける作者のフィビ鳥さんにインタビューを行い、作品の着想や漫画制作でのこだわりについて語ってもらった。

【漫画】本編を読む

バラバラのエピソードが一本の物語に!作者が語る漫画制作の舞台裏

「ハムガールの冒険」01作:フィビ鳥

「ハムガールの冒険」02作:フィビ鳥

「ハムガールの冒険」03作:フィビ鳥

「ほお袋のある女」――。そんな不思議な言葉から生まれたのが、フィビ鳥さんの漫画「ハムガールの冒険」だ。タイトルや冒頭からは想像できないほど、物語は二転三転する。主人公・つむぎの半生と、彼女が出会った人々を描いた作品は、読者からも「目まぐるしい展開」と反響を呼んだ。

フィビ鳥さんは、普段から思いついたことをメモアプリに書き留めているという。ある日そのメモを見返していたところ、「ほお袋のある女」という言葉を発見し、そこから漫画にしたそうだ。ストーリー展開について「『ほお袋のある女』から連想したエピソードをつなぎ合わせるうちに、物語の脈絡が見えてきた」と明かすフィビ鳥さん。「あとはそれに沿ってエピソードを足して、一本の物語にしました」と振り返った。

また、本作では明暗がはっきりしたシンプルな絵柄を採用。普段は繊細な線や淡い陰影を使った作品も描くフィビ鳥さんだが、「身構えず気軽に読んでほしかったので、絵柄を軽くしました」と、その理由を明かした。さらに、今回は「横長のコマを多めに使った」というフィビ鳥さんは「これまでは使い方がわからなかったものの、長台詞があるときやメリハリをつけたいときに役立つと気づいた」そうだ。横長のコマは、複雑な展開を描くうえでも重宝したという。

たった1つの言葉から、次々とエピソードがつながって生まれた「ハムガールの冒険」。予測できない展開の先にどんな物語が待っているのか。ぜひ読んで確かめてみてほしい。

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取材協力:フィビ鳥(@fibi_dori)

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