見た目がかわいくて、思わず手にとりたくなるコラボアイテムが、1カ月限定で販売された。
ZOZOのデザイナーが「千葉ロッテマリーンズ」のカラーを取り入れてデザインしたチャリティブレスレットで、ガラスビーズで1つずつ繊細に編み上げられた手編みの質感はインパクト抜群。デザイン性の高いアイテムに仕上がっているZOZOTOWNで受注販売されたこのブレスレット、実は背景にある「モノづくりの仕組み」もきわめてスマートだ。
※受注販売期間:2026年9月14日〜10月13日
※受注販売期間終了後に再度販売する可能性があります。
ZOZOが挑む「自立支援」の仕組み
作っているのは、アフリカ・南スーダンの難民職人たち。今回ZOZOがスタートさせたのは、UNHCRのイニシアティブによる難民支援ブランド「MADE51」を活用したプロジェクトだ。世界各地の難民のなかには、故郷で受け継がれてきた素晴らしい「伝統技術」を持つ職人が数多く存在する。
従来の難民支援といえば、困っている人たちへお金を寄付し、それが食料や物資として配られるイメージが強い。もちろん重要な支援ではあるが、受け手側からすれば「与えられ続けること」に頼らざるを得ず、一過性の援助になってしまう可能性もある。
そこでZOZOは、国連UNHCR協会と難民支援に向けたパートナーシップを締結し、難民に一方的にお金を送るのではなく、その確かな技術に対してデザインと販売網を提供し、ビジネスとして対価を支払うアプローチをとった。商品の売上は、4米ドルが職人への直接的な支援や制作費に、2米ドルはUNHCRが世界で展開する難民支援活動への寄付に充てられる。加えて、売り上げの一部は、ZOZOによる社会貢献活動を通じて社会へ還元する予定だという。
ZOZO担当者に聞いてみた!
ファッションEC運営企業であるZOZOが、なぜ遠い国の難民支援に乗り出したのか。そして、この企画に込められた狙いとは?ZOZO担当者に聞いてみた。
――なぜファッションECのZOZOが難民支援に取り組むのでしょうか?
企業理念である「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」の実現に向けて、これに込めた想いや、これまで国内を中心に重ねてきたさまざまな社会貢献活動、支援を必要とする方々へ向けた取り組みを、世界へと広げていくためです。
そのうえで今回は、紛争や迫害などを背景に多くの人々から平和な暮らしと笑顔を奪っているグローバルな課題であり、年々深刻さを増す、難民の人々を取り巻く状況に注目しました。
国連UNHCR協会との連携の可能性を考える中で、難民職人の伝統技術を活かすブランド「MADE51」との出会いは、パートナーシップ締結につながった大きなきっかけの一つでした。難民が作るMADE51の手芸品はファッションとの親和性も高く、ZOZOのさまざまなパートナーとの繋がりや「ZOZOTOWN」の販売網、デザイン力など、自社の強みや特性と掛け合わせることで、「持続的な自立支援」を可能にするZOZOらしいアプローチができるのではないかと考えました。
――そのほか、どのような社会貢献活動をしているか教えてください。
ZOZOは普段から、本社を置く地元・千葉での地域貢献活動や「FUTURE FOR YOU~ 次世代のための未来作り ~ 」をテーマにした次世代支援などを行っています。
千葉市と共催した高校生主体の「NEO文化祭」やZOZOTOWN出店ブランドと共催での出前授業のほか、今年12月でネーミングライツ取得から10周年を迎える「ZOZOマリンスタジアム」を通じた千葉ロッテマリーンズとの多角的なコラボなど、さまざまな活動に取り組んでいます。
こうした、地域や出店ブランドなど「ステークホルダーとのつながり」や「デザイン力」「EC販売網」といった本業の強みは、国連UNHCR協会とのパートナーシップでも活かしていきたいと考えています。
ZOZOらしくて、合理的
募金活動は、支援する側の「善意」頼みになりやすく、長く続けるのが難しい。
だが「いいものを買ったら、結果的に誰かの自立につながっていた」という形なら、買う側も売る側も無理なく続けられる。本業の強みをそのまま社会貢献に変えてしまうこの仕掛けは、実にZOZOらしく合理的だ。
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