「お客様に対して失礼だろ!」「最低2人産むのが母親の務め」父親の“老害”と向き合う漫画が話題に

東京ウォーカー(全国版)

自分の親が老害?画像提供:(C)西野みや子

混雑している寿司屋。20分経過して、イライラしてきた父。店員が人数の少ない人を優先的にカウンター席に案内すると、「俺たちよりあとに来ただろ。順番を抜かすな、非常識だぞ!」と、店員を怒鳴った。順番がきても「俺たちのほうが早く並んだのに」「お金を払うお客様に対して失礼だろ!」と不機嫌のまま。周囲から冷たい視線を浴びているのは、自分の父親だった――。今回は、作者の西野みや子( @miyakokko61 )さんの「わたしの親が老害なんて」を紹介するとともに話を聞く。

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古い価値観は知らないうちに受け継がれる…作者が作品を通して伝えたいこと

【漫画】外に出ればクレーマー!!自分の親が老害?画像提供:(C)西野みや子/KADOKAWA

『わたしの親が老害なんて』02画像提供:(C)西野みや子/KADOKAWA

『わたしの親が老害なんて』03画像提供:(C)西野みや子/KADOKAWA

80代の両親が近所に住む栄子。娘が幼いころは子育てを助けてくれるありがたい存在だったが、娘が巣立つと、両親の言動に悩まされるようになる。外出先でクレームをつける両親に代わって謝罪することもあり、自分の親が「老害」と呼ばれかねない振る舞いをするようになるとは思いもしなかった…。

作者の西野みや子さんは、「老害」は誰にでも起こりうることを伝えるため、あえて身近にいそうな人物を登場させたという。西野さんは「年齢にかかわらず、自分の価値観を他人に押しつけたり、異なる考え方を受け入れない態度が、周囲との摩擦を生む原因」だと考えており、自身も、女性の生き方や子育てをめぐる古い価値観に直面したことがあると話してくれた。

作中では、栄子も娘の美咲を守りたいと思いながら、知らず知らずのうちに両親の価値観を受け継いでいる様子が描かれる。「栄子も自分は美咲の味方だと思っているのですが、長年両親から言われていたことが無意識に体に染み込んでいることがわかると思います」と語る西野さん。親から繰り返し伝えられた価値観は、知らないうちに自分自身にも根づいているのかもしれない。

「老害」という言葉はインパクトが強く、軽々しく使うべきではないと西野さんは考えているそうだ。だからこそ、その背景に目を向け、自分自身の言動を振り返ることも大切だという。親世代の古い価値観に悩んでいる人はもちろん、自分自身を見つめ直すきっかけとしても、本作「わたしの親が老害なんて」をぜひ読んでみてほしい。

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取材協力:西野みや子(@miyakokko61)

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